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国王がいなくなりました。  作者: 木賊
三章 ラト視点
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推測

墓穴をほりながら考える。

オッドアイ...

紅と蒼の目。

この子は知らないかもしれないが、伝承ではオッドアイは忌み嫌うべき者とされている。

つまりは忌み子。

オッドアイは何かしら災いを起こすとされている。

だから、生まれてすぐに殺さなければならない。

なのに何故、ここにオッドアイの子がいるのか。

よくよく考えれば、この子はアイリアさんのことをお母さん、と呼んでいたんだ。

そうなると、キサラギさん息子になると言うこと。

でも、僕はキサラギさんとアイリアさんにに子供ができた、ということは聞いていない。

じゃあ、この子は...?

キサラギさんによくにた目をしていた。

だからきっとキサラギさんの息子。

ここから考えられること。

それはきっと、キサラギさんとアイリアさんの間にこの子は生まれたんだ。

でもオッドアイ。忌み子であった。

キサラギさんたちのこと。殺しきることが出来なくて、生まれたことは内密にして、幽閉かなにか隠して育てていたんだ。そうでもしないと見つかり次第殺されてしまう。

きっとこういうことだと思う。

でも、拾い子である可能性もある。


「君のお父さんは?」

子供は困ったような顔をして、

「僕のお父さんはいないよ。」

いない...?どういうことだろう...

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