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国王がいなくなりました。  作者: 木賊
三章 ラト視点
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あの日、見た者

キサラギさんが命を落としてから約一年。

彼の妻は無事か気になった。

約一年で町の人々に少しずつ活気が戻ってきた、と僕は思わない。

どちらかというと、しんみりしたようなかんじになってきている、と感じる。

「アイリアさんは元気かな...」

とても優しい人だったけど、最愛のキサラギさんがいなくなったんだ。

滅入ってしまって寝たきりかもしれない。

最後にあったのはいつだったか。

確か三、四年前だったはず。


「アイリアさん?」

中から反応はない。

すると、中庭の方から怒鳴るような声が聞こえてきた。

「一体何があったんだろう...」

中庭に足を踏み入れようとしたとき、小さな子供の声と肉を切り裂くような音が聞こえた。

沢山の水をぶちまけたような音を描き消すくらいの大きな声だった。


「お母さん!!」

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