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はじまり。
はじめて&趣味なのでいろいろ拙いと思いますが一人でも多くの人が楽しんでくれると嬉しいです。
あとこの話はいくつもの登場人物の視点で書いていこうと思います。
追伸:よく死にます。ご注意ください。
「ねぇ、お母さん。」
「ん?どうしたの、ナタヌ?」
「お腹すいたよ...」
お母さんはいつも笑顔で答えてくれる。
でも、今日は違った。
「ごめんね。ご飯、今ないの。もうちょっとしたら、きっと食べられるから、それまで我慢できる?」
「うん...」
僕の反応をみて、お母さんは悲しそうな顔をした。
「あのね、僕...」
そのときだった。
「こんなところにいたか!」
「...!」
兵士の格好をした背の高い男の人。
手には鋭い剣があった。
「逃げるよ!」
お母さんに手を引かれて、走る。
とにかく走る。
今はここから逃げないと、殺されてしまう。