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8話

 夕飯を食べた俺は部屋に戻り明日の課題を行っていた。

 俺はそこまで頭も良くない。そのため、提出関係はしっかりしようと毎回頭を悩ませながら行っている。

 時刻が20時になろうとしている時、スマホの通知が鳴った。

 ちょうどいい時間ということもあり、休憩することにした俺はスマホを持って、ベットに横になる。

 通知を確認すると、美琴からメールが届いていた。

 俺は早速メールを開いた。


 [こんばんは!今メールしても大丈夫ですか?]


 彼女からの初メールということもあり、俺は歓喜に満ち溢れていた。

 俺はその返信を送った。


 [大丈夫だよ]

 

 既読が付いて数秒後すぐに返信が来た。


 [ありがとうございます!今何かしてましたか?]

 

 返信早っ、さすが女子高生。


 [明日の課題をやってたよ。美琴は?]


 [私は動画を見てました。課題やってる最中にメールしてすみません]


 その文章の後に、可愛らしい「すみません」と書かれたスタンプが送られてきた。

 これまた、かわいいと思ってしまった。


 [いやいや、ちょうど休憩中だったから大丈夫だよ!]

 

 その直後、「好き」と書かれたスタンプが送られてきた。


 「え?」

 

 驚いた俺は思わず声が出てしまった。

 驚いてしまった俺は、スマホを顔面に落として直撃してしまった。

 痛っと思いながら、落としたスマホを拾う。すると、拾うときに指がちょうど通話ボタンの所を押してしまっていた。

 

「あのもしもし、どうかしましたか?」


「いや、間違って電話ボタン押しちゃって迷惑なら消すけど」


「全然大丈夫ですよ!」

「せ、先輩の声が聞けますしメールよりこっちの方が…」


 「何か言ったか?」


 美琴が最後ごにょごにょと言っていたため聞き取れなかった。


 「い、いえ!なんでもありません!」


 「そ、そうか」


 急に元気な声が聞こえたので驚いたが、きっと聞かれたくない内容だったんだろう。

 俺はそう思い、話題を変えた。


 「まあ、大丈夫なら良かったよ。それより、今から何かするのか?」


 「い、いえ!今お姉ちゃんがお風呂に入っているんで待ってます」

 

 「な、なるほど」


 今琴美は風呂に入っているのかと少し想像しようとしてしまったが、危ない危ない。ギリギリセーフだった。


 「あ、今ちょうど出てきたので入ってきますね!」


 「ああ。しっかり肩まで浸かって100数えろよ」


 「子供扱いしないでください!」

 

 電話なので分からないが、おそらく美琴がぷくーっと頬を膨らませているのが想像できる。

 可愛い。


 「すまんすまん、まぁ行ってきな」


 「はい、行ってきます!」


 それと同時に、通話が切れた。

 可愛かったなと、思いながら俺は先ほどやっていた課題の続きを行うことにしたのだった。


 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 

 「やっと、終わった~」

 ようやく課題が終わった俺は座ったまま、体を伸ばした。

 とりあえず、疲れた俺は体を癒しに風呂に入ることにしたので、スマホを手にお風呂場に向かう。

 しばらくして、体を癒し風呂から上がると何通か通知が来ていた。

 メールを開くと、美琴からであった。

 

 [まだ起きていますか?]

 [課題頑張って下さい!]

 [それと、さっきのスタンプは押し間違えてしまっただけです!]

 [私はもう眠たいので寝たいと思います。おやすみなさい。]

 

 課題に集中して気づかなかったな。

 とりあえず、俺は[ありがとう。おやすみ]と送信した。

 やっぱり、美琴は優しいなと感じた。


 その後、課題を終えスマホを確認すると、良真からもメールが来ていたので一応確認すると、

 [明日の課題の答え教えて]

 と、来ていたので俺は返信することもなく自分のベットに入りそのまま眠りについた。

読んで下さりありがとうございます。

もし良ければ、感想や評価をして下さるとありがたいです。

よろしくお願いいたします。

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