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認められない? 読んで貰えない? はあああああああああぁぁぁ??????? 死後に評価される事を願って書けばいいんだよ!!!!!

私が知っている限りで、生前は不遇され、死後に評価された有名な作家の名前とエピソードを挙げていきます。


ちなみに悪乗りと勢いで書いています。





ニーチェのツァラトゥストラは正気の時は、十部しか売れなかったと聞きます。

彼が心を病んで発狂した後に、売れ始めたとか。

ちなみに、私はツァラトゥストラをマトモな哲学書だと思って読んでいません。


全身全霊で書いた、電波ゆんゆんな、長い長いメンヘラ・ポエムだと認識しています。

ちなみに、後半に行くにつれて、この書籍、妄想が炸裂し、電波臭が酷くなっています。



更に「赤と黒」のスタンダールは生涯を通して、数十作しか売れなくて、友人にあてた遺書に”俺の作品を死後に残せ”と書き続けたそうです。

とにかく、ひたすらに遺書を書き続けて、スタンダールが生前に書いた遺書は、彼の著作よりも文章量が多いだとか。


ちなみに彼の書く恋愛論は非モテ童貞臭丸出しの酷い本だと思います。

今で言う、モテ無い男性の痛々しい女性に対する妄想小説に通じるものがあります。





画家のゴッホは有名ですが、本当に悲惨で生前、売れた絵は「赤い葡萄畑」一枚でした。


ちなみに、彼はどんな職にもマトモに就く事が出来ず、弟テオの仕送りだけで食っていました。


テオがゴッホに送った仕送りで、家が一軒、建てられたと言われています。




他にも、フランツ・カフカは、延々と延々と延々と鬱鬱とした心が病んだ小説を書いています。

生前、あまり認められなく、彼の友人は売れっ子作家だったらしいです。


ちなみに、彼の作品「城」は本当に鬱鬱とした他者不安をかもしだした内容が、延々と数百ページに渡って続いています。

内容は、主人公が城という目的地に向かおうとする話ですが、一向に目的地に着かず、その情景が数百ページも書かれています。


カフカはこれで公務員の仕事がやれていた事が驚愕でした。






他にも、死後に認められた偉人の中で、もっとも有名な画家であり小説家は、ヘンリー・ダーガーかもしれません。


彼は勿論、生前、認められないどころか、誰にも作品を見せずに実に五十年以上に渡って「非現実の王国」という無数の挿絵が付いた、一万ページにも及ぶ小説を書いていました。


そして、死の間際に、暮らしているアパートの管理人に作品を発見されて、非現実の王国が世に出る事になりました。


ダーガーは絵の教育を受けていなかった為に、

この作品に描かれている挿絵は、雑誌などから切り張りした少女のイラストを、絵に貼り付けて、彼が絵具を使って作品に仕上げていきました。






ちなみに、歴史的に見て、アンチ・テンプレ作家の一人はドストエフスキーかもしれません。


彼の文体や作品構成などは、メチャクチャに破綻しており、研究家の間ではかなり有名な話です。


形式美を奨励していた、当時のロシア文学ではかなり異端だったと思います。



ドストエフスキーは当時のロシア文学の周辺作家を罵倒、批判しまくって、文壇でのし上がりました。


そもそも、こいつデビュー作品の「貧しき人々」がゴーゴリの「外套」の悪口なんだもん。

ネット用語で、逆張りって言うらしいですね。


更にこれも有名なのですが「悪霊」という作品で、作中に”オワコンな作家なのに偉そうで、本当に害悪”みたいな言い方で、

ツルゲーネフをモデルとして登場させて馬鹿にしまくる描写を差し込んでます。

とにかく、人気のある作家に対して、執拗に恨みつらみがあります。



罪と罰の主人公ラスコーリニコフのモデルはおそらくはドイツの哲学者のヘーゲルだと思いますし、

悪霊の主人公スタヴローギンのモデルが革命家のバクーニンである事は有名な話です。


とにかく、この人、他人をモデルにして自作品に登場させて、批判したり、馬鹿にしまくる傾向が強いです。



他にも、具体的に「カラマーゾフの兄弟」において、トルストイに対しての悪口は本当に凄まじいです。

登場人物のイワン・カラマーゾフがもうボロックソに、トルストイを馬鹿にしています。


まあ、ドストエフスキーの作品って新聞連載だったらしいですが。

トルストイの印税の四分の一だったとか。


それから刑務所に入った時の私小説である「死の家の記録」を、トルストイに「復活」という作品で真似されただとか。

刑務所に収監されている最中に、トルストイがドストエフスキーをわざわざ観察しに来ただとか、

ドストエフスキーはギャンブル依存と兄からの負債の借金で苦しんでいるのに、トルストイは貴族で悠々自適だったとか、様々な恨みつらみがあるのだと思います。


……恨んで当然ですね。



ちなみに、筆者はドストエフスキーから、多くのインスピレーションを受けているので、今後、機会があれば、彼についての個別の記事を記していこうと考えています。



話は一度、脱線しますが、私はトルストイを文豪・世界四大クズ四天王にぶち込んでいます。……四天王最弱だと思いますが。


古今東西、作家は社会不適合者やメンヘラばかりなのですが。


ランクインしている人達は、文芸というジャンルに大きく影響を与え、けれど等身大の人生は本当にクズとしか言えなかったギャップ差で選んでいます。



個人的な四天王一覧は。


・レフ・トルストイ →若い頃、ギャンブル依存、風俗通いばかり。三十代後半になってメンヘラ酷くなって、延々と自殺考える。


五十代後半、怪我して死にかかった後、「人生論」なるものを執筆。トランス状態で書いて、ちょっと意味不明な内容。

その後、八十代まで生きるんだけど……。


ひたすらに性的奔放と貴族という特権で生き続け、生前も早くから文壇で成功を収めていました。


女中だかの人生を破壊して、懺悔とか言って「復活」を執筆。


貴族で金持ち過ぎて、作家としても大成功を収めて、人生が退屈で鬱になってきたので、農民になりたいとか言って、妻子を捨てて家を出る。


人生後半にはひたすらに、人類愛や平和などを書き続けた、説教本を執筆。……お前が言うか?


そして、アルツハイマーに掛かって、自作も含めて、小説なんて何の価値も無いと書かれた、どうしようもない評論本を執筆しました……。





・カール・マルクス →資本主義を批判、共産主義で世界が救われると言って、資本論に取り組む。


いや、貧しい人達を救おうとするジャーナリズム精神はいいんだけど。


金持ちなのに金銭管理がまるで出来なくて、

我が子を四人くらい餓死させるなよ!!!!!!!!!!!!




・マルキド・サド →サディズムの語源の人。人生の三分の一は刑務所で過ごして、作品の殆どは刑務所の中で書かれたと言われている。


やった罪状は、女性への虐待くらいで、実質、言論弾圧によるものが多いと思うけど。


サドの小説全般から感じ取れるメッセージは「性的奔放になれ、性的倒錯者になれ、っていうか人を平気で殺せるようになれ」など…………、


こいつ、

読者に犯罪者になって欲しくて書いているだろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


憎しみと恨みつらみの塊です。



……書いている反社会的な内容の小説の割に、他の三人よりマトモに思えてきた、どうしよう。



・ジャン・ジャック・ルソー → 育児放棄して、教育論執筆の為に我が子を孤児院に預ける。


当時から批判が殺到。人間不平等起源論を書いて、思想家のヴォルテールから「お前、人類を動物のように四足歩行で歩かせたいのか?」と手紙を返される。


ひたすらに、被害妄想の塊で、晩年の孤独な散歩者なども如実にそれが表れている。


更に終わっている事に、幼女を強姦。「あの子の方が俺を誘ったんだよ」と居直り。


後世の偉人からも、もうボロックソに書籍の内容ではなく、人格を叩かれている。



ドイツの哲学者ハンナ・アーレントからは、

当時、成功を収めたのに、

ニュルンベルク裁判でアウシュビッツの責任者であるアイヒマンを「そこら辺の何処にでもいる人」と言った為、思想家として孤立していた状態で「ルソーのように孤立するのは、ちょっと……」と、自省の念を引き起こさせ。


監獄医で精神科医でもあった、ミシェル・フーコーからは有名な精神病者であるルソーを断罪するといったテキストを書かれています。



文芸評論家のモーリス・ブランショからも、彼の著作はメンヘラの被害妄想酷いみたいな趣旨で言われています。



革命家のプルードンからは、墓から死体を掘り起こして、市内を引きずりまわしてやりたい、とか著作に書かれています。



…………、作品の内容ではなく、あそこまで徹底して人格攻撃されてまくっている思想家はルソー以外、私は知りません。


サドやニーチェだって、もっと普通に親しまれているのに…………。




エッセイの主題に戻りますが。


ルソーの生涯は、ひたすらに認められない人生でした。


その著作は、ひたすらに読まれず、当時の思想家や文芸者から酷評され相手にされませんでした。


とにかく、彼に対しての人格攻撃は凄いものだったらしいです。


確か、生涯通して、十数部だとか数十部しか売れず、

余りにも、本が売れなくて、発狂したとも言われています。


ただ、彼の社会契約論はフランス革命に多大な影響を与えたと言われています。

具体的に革命家のロベスピエールが、社会契約論を悪用したのですが。フランス革命の火種になった事は明らかです。



※なお、このエッセイを書くにあたって、私個人が各著作を読んで分析した事の感想が書かれています。

明確な出典は無く、私個人の著作を読んでの感想も入っているので、あしからず。特にドストエフスキーのくだり以後。


記憶違いも散見している可能性があり、後ほど、調べ直すので、時系列や事実関係など、明確な間違いを発見した場合、その度、修正しておきます。





……というわけで、評価されない、感想を貰えない、書籍化作家ムカ付くみたいな方々は、先人が辿った道を参考にしてもいいんじゃないかと思います。




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