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2分の地球  作者: カミングアウター
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未知の惑星で僕は生きる

1. "21世紀の終わり"


「今現在、地球に半径300キロメートルサイズの惑星が接近し、残り7日…つっ、つまり残り1週間で衝突するとの推測を国際機関NASAによって公開されました。」

と戸惑いつつ報道された二ュースを僕は父と2人で見ていた。



それからというもの日本、、、いや地球ではルールというルールが無くなってしまった。つまり日本でいう国会アメリカでいう政府が機能しなくなってしまったのだ。それはなぜか、明白である。あと数日後にはこの世の人間、いや生き物、いや「地球」という惑星が消えて無くなってしまうのがわかりきっているからである。なのでいくら世界をよくしてもあと数日でなくなってしまうのではやる意味がない。よって窓の外をのぞけば、以前はわきあいあいとしていた商店街では、暴力行為、性犯罪、が人の目も気にせず行われるようになってしまった。



そして、報道を見てから7日、2099年12月31日という、まるで22世紀に人間はいらないと、人間の想像で作り上げられた「神」が下した天罰のようなタイミングで惑星と惑星が衝突した。



22世紀僕は生きていた。別に天国に行ったわけでも地獄に行ったわけでもない。だからと言って惑星が衝突しなかったわけでもない。衝突してるにもかかわらず、地球は、全壊しなかったのだ。なぜかと聞かれても、一般市民の僕が答えられるわけがない。つまり、理由が不明なのだ。国が情報を公開しないのか、それとも国もわからないのかそれすらもわからない。いくつかの人間は神のチカラと称え、「プルーノ教」という新しい宗教団体も作られた。そんな僕でも一つだけわかることがある、それは、二つの惑星が融合し地球半分、衝突惑星半分の一つの惑星になってしまったことだ。ここで一つ疑問が浮かんで来る「もう半分の地球は?」これを一言で説明するのであれば、消えた、である。

詳しく説明するならば地球の西半球が消滅したのである。つまり僕たちは、二分一の確率で生き残ったのである。


ここで自己紹介をしておこう。

僕の名前は 岸田 太一

そして父は 岸田 暁人

かれは記者をしていて息子の僕がみる限りとてもよい父親だ(まぁ、普通だろう)

そして母、彼女は惑星が衝突した日、西半球にいた。出張していだのだ。普通に考えれは死んだと思って当然である。それに僕自身も死んでしまったのではないかと思っている。しかし父は、飛行機で飛んで逃げた。や、地下シェルターで身を潜めているなどとほざいている。(まったく、往生際の悪い).............................!?

ほざいている?......往生際の悪い?

何を言っいるんだ、僕は?自分の母親が死んで当然?最近、僕の中の何かが壊れていってる気がする......。 そうだあのときからだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・


22世紀なってから15日間ずっと曇りが続いていた。専門家がテレビで説明しているが、どの専門家も言っていることがバラバラでどれが正解なんてわからない。その中に正解があるのかすらわからない。ついでに言うとプルーノ教は神が疲れ、お休みになっていると、わけのわからないことを言っている。まぁ、一つだけ確かなことは惑星の衝突の影響だろうと言うことだ。

しかし16日に変化が訪れたのだ。赤く紅色の雨が降ったのだ。当然緊急ニュースで取り上げられ。人間もその気味の悪い雨から逃げるようにして家にこもった。当然だろう、赤い雨なのだ。怖くで逃げるに決まっている。僕も父と一緒に家逃げた。しかし問題はそこからだ。僕は窓からその気味の悪い雨を見つめながら無意識言ってしまったのだ。

「父さん、母さんはやっぱり死んじゃったのかな」..と

それは父に言ってはいけない言葉、そんなことはそんなことはわかっていた、それに、僕はこんなことは1ミリたりとも思ってはいなかった。(少なくともこのときは...)

ヤバいッ

慌てて訂正しようとした。しかし父の顔を見てすぐにわかった。もうておくれだ、と

父は激怒していた。父は赤い雨が降っているにもかかわらず、ベランダに僕を放りだし、内側から鍵を掛けた。しかしこんな雨、ベランダの隅に隠れれば濡れずに済んだしかし僕は、後悔と反省の二つだけで頭の中が埋め尽くされていてそんなことを考える暇はなかった。そして僕は、長い時間複雑な気持ちで赤い雨にあたり続けた。その雨は冷たくも暖かくも熱くも感じた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


それからは、僕の感情は壊れていった。

しかし僕はそれに気づくことができなかった。いや、気づいていないことにしていた。

第一話 終

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