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「難しい文字を打つな、感覚で打て。」

 「出かけるときにあんたは言ったよな?敦賀気比が勝ったらアイス奢るってよぅ。」


 「そんなの、知らないじゃないですか。だってほら、まだまだ熱い甲子園は終わっちゃいないって熱斗さんいってるジャンか。」


 「ブラスバンド部に入ろうっかなー。俺もそろそろ決意、固めるわ。」


 「鳥羽イチローになってさ~、一人じゃない~♪って音楽、奏でたいよね。」


 「ねー、だってさ。ほらほら、もうこんな時間だよ。」


 「あっ、いっけね。夕食の準備しなくちゃ。」


 熱い熱い下り坂をなんで、ゆっくり実況で下がってこーとするんだろうか。

 

 かっとばせ、ヒロインは君だ。

 

 爽やかな太陽が煌めく。

 

 ずっと、ずっと先に居るような感覚で私はみつめた。

 

 明日からハレルヤを歌いだして、見つける先に手を伸ばす。

 

 一次選考会に間に合うのか、と汗ばんだワイシャツで口を拭う。 


 「ガンバレー、かっとばせー、オゥ、オゥ、オゥ、よーい、ドンッ。」


 「狙えよ、狙えよ(ビール、いかがっすか~?)」

 「おどりゃんせー、はー、ヨイヨイ。」


 チャンステーマ4に則り我々、黒獅子軍団は、眼をかっぽじって、突き進む。

 

そしてないがしろにする輩に遭遇すれば、逐一、報告次第、八つ裂きの刑に処す!!言うなれば、戦じゃ。


 センスのある人間から片っ端から放つぞよ。回れ回れ、疾走れ、走れ、打て、撃て~!

 

砲撃はするんじゃない。

 

 有明海岸、ハーバード沿いに群がるパンプキンミッションが駆逐する、何処の馬の骨かも知れぬ。


 轟く学び舎、いけいけ、修造、オセオセ、秀三うっ。

 

レガシィに乗り込んで智弁和歌山、ジョックロックを流して暴走気味にアクセルを踏んでやろうぜ。

 

 「まだ泣くにははやいぞ。あの流れ星のように、輝いていこうぜ。」

 

 「あぁ、届いてほしいのは鯉の謳、坊やにスライムーが踊り出すパピプペポ。」


 流し込んで、迂回して、堪えよ、こらえよ、踏ん張るタイガーが呻き出している様子。

 

北の大地が育んだこの、自慢の地元に贈ろうよ!


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