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至高の花園  作者: 菅道
プロローグ
1/2

この世界の始まり

新シリーズ始めました。更新はのんびりしたものとなります。

 この世を作ったのは、創世神である。


 天に天界を作り、まず宮を設けた。

 そして、男女一対の神を生み出した。

 これが初代天帝と天后となった。

 天帝と天后は、一人の男子と五人の娘を設けた。創世神は、子供達の遊び相手として、生き物を生み出した。

 麒麟、龍、鳳凰、虎、亀。

 彼らは神力を用いるときは原型でなければならなかったが、神々に普通に相手をするときは同じ神形をとることができた。

 そして成長した天帝の娘達は、彼ら神獣を伴侶に迎えた。創世神は彼らの為に、天界に五つの大陸を作った。


 天宮の真下に麒麟。

 それを中心に、東に龍、西に虎、北に亀、南に鳳凰。

 後に、中央、蒼龍、白虎、玄武、朱雀と家名がつき、多くの神々が生まれた。


 天界は、多くの神々に支えられ、順調に発展していくはずだった。


 問題が起きたのは、初代天帝が崩御したときだった。

 後継者は一人息子が皇太子と決まっており、かれが二代天帝となるのに天界中で異論を唱える者はいなかった。


 問題は、后だった。


 二代天帝は、五人の妹がそれぞれ産んだ娘達を平等に妻に迎えた。

 だが、天后となるのは一人。

 誰が天后になるか。それで諍いが起きた。

 長女であることを理由に自分の娘を天后に推す中央家。それに他の四家が反抗した。そして、その四家も、自分の娘を天后に推すことで、五家が争うことになった。



 これが後の世に言う『代替わりの戦乱』の始まりだった。



 己の欲に支配された神々達は気がつかなかった。

 

 天帝の死に隠された天后の行方と。

 

 いつの間にか姿を見せなくなった創世神の行方を。



 そして、時は過ぎていった。





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