その8 ギルドへ!
どうやら此所の無駄に度デカい建物の正体は『ギルド』ならしい。
冒険とか、そう言うベタな感じになる気配がプンプンするわ…。
「さっきの心臓に入れた鍵は、”クォティカル”と言って、そこのギルドに居る事を示すと共に……。
まぁー他にも色々あるんだけど、また今度教えてあげる。」
明らか面倒になって省略したよな?…でもあの変なマークはギルドマークなのか…
センスねぇな、あのマーク作った人。
「あのマーク、実は(琴音)マリアが作ったんだよッ!凄いでしょ!?」
「へ…へぇーーーーッ」
お…お前かよッ!センス無いの!!(ロリコン野郎でも、さすがにこらえられなかったツッコミ…)
「そうだなー」「マリアのセンスの良さは認めるわ。」
…オイ!この世界の奴らよッ…!今絶対否定するトコだったからッ…。…どうやらこっちの世界はセンスやらが随分違うようだ。…そういやー俺此所にこんなに馴染んでていーのかな?
背後からの声に振り向く。
「お・お姉サマッ、僕を置いて行くなんて酷いですッ…」
そう言って出てきたのは小さい美少女。メイド服着用の弄りたいタイプ…。ロリ野郎大好きなコシュ!ウルウルした瞳が超絶可愛いなぁー。『にゃん』とか言いそー…ッてか猫耳メイドさせてぇ感じ!!(どんな感じだよ!?)
「あ~私の下僕ちゃんアイドルのアルマだよ~ん。超絶可愛いでしょ?隼…じゃなくてシオンなら勝手に使っていいよ?」
げ…下僕って…。妹にはどうやら美少女な下僕が居るらしい。って言うよりも、妹は美少女好きか?いつから女王様きゃらになっちゃったんだッ!?
「お姉サマッ、僕は弟子ですぅ~。下僕じゃ…」
「この子もチームに入れる事にしたからッ。アルマ、シオンの言う事もしっかり聞くのよ?そしてご奉公するのッ。OK?返事しない子は嫌いよ?」
「…ハィ~~~ッ。」
どんどん俺の中の妹予想図が崩れてきている…。アルマは何か言いたげだが逆らうこと無く、下を向いてしまった。
「詳しい事説明して無かったわよね?取りあえず説明しとくわ。まず、この世界で魔法は欠かせないモノで魔法を使って依頼をクリアしていくのぉ。
そして攻魔者と支魔者がいんだけど、ペアでチームを組むのが一般的で、支魔者は(支える)だから、その名の通り攻魔者を支えるのが役目よ。
支魔法は主に『外魔法陣』を利用するんだけど、そのの力を受け継ぎ攻魔法者は攻撃するの。それを簡単に言うと力を作るのは支魔者で、それを当てるのが攻魔者っていうわけ。…貴方は支魔法者で杖を使う練習をすればいいわ。」
力説をしている妹の姿は生き生きしていた。ここの異世界で戦うのが相当楽しいのであろう。口調が変わっているのが妙に引っかかるが…もういいや!
「じゃ、魔法レッスンは明日からねッ」
いきなり後ろから喋りかけられる。すんごい美人だ。しかも巨乳…。
「あッ、マリーさん!居たんですかッ?」
「傷つくわね…ずぅーっと後ろに居ましたよぉ~。ソレよりも、この子可愛いッ!」
そういって俺をムギュッとした。
「巨…あ…ブーッ!」(巨乳があたる…べたにも鼻血)
「私はこのギルドのリーダーのマリーよッ宜しくぅねん。」
マリさんが自己紹介をしてる中、俺は意識不明状態。
ーーーこうして、俺の異世界一日目は幕を閉じたーーー
無駄にきゃら出てきた&ごちゃごちゃしてて意味不な巻デシタ!