表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/17

その3 義妹の強しその姿

 

 琴音の格好は俺のハートをわし掴みモンだった。上半身は水着ビキニの様。下は制服と同じ長さのスカート。ついでに腰には2本の剣も拵えていた。剣を構えていてこんなに可愛いのって凄げぇな。


「隼くん..........何故?」


俺を見つけた琴音は酷く動揺していた。しかし直ぐに魔物の存在に気付き意識を集中させている。ノックオンしたら忽ち真剣な目付きになる。


「説明は後で聞く。隼くん下がっててね、とりあえずヤッちゃう!」

 

今までに見た事無い彼女の勇敢さに俺はビビっていた。妹は正直何時も天然なのかと思っていたからだ。魔物はターゲットを俺から琴音へと変えたようだ。


...琴音が剣を抜いた。そして剣から光りが射す。彼女はその光が集められる様に身に纏った。


「しぇるだぁ!」


可愛らしい声と共に凄い音がして、妹はその音の共に動き出す。同時に魔物も妹に向かう。共に走ってすれ違う、一瞬の出来事。


両者触れていない。...と思ったのだが、魔物は倒れた。一体2秒の間に何があったんだ…?俺には彼女達の動きが見えなかった。

 

「え……?」


俺の目では到底何が発生したのか分からなかった。 


「見えない空間のエネルギー(波動)が宿ってるの、コノ剣には。」

 

波動...とか何だか知らんが剣と魔物は当たっていない。どうやって倒したんだ?


「...でも魔物に触れていなかっただろ?」

「だぁかぁら!剣先で切ってないの。剣の波動(剣の見えない波の様なモノ)でヤったから触れていないの。

剣先の刃物で切るのは古い考えだよ?」

 

どういう事だ?剣の刃先では切っていない...。波動で?


「魔法...」

「そうそう!魔法に近いカモ。」


呟いただけなのに琴音は聞き逃さなかったようだ。


要するにこう言う事らしい。刃先では切ってないらしく、波動で倒したらしい。そして波動は魔法の一部だそうだ。


結構すんなり受け止めちゃっているが、俺はスッカリ重要点を忘れていた。琴音のせいでココに来たのは間違い無いだろう。


「琴音、俺は何故此所にいるんだ?」

「う~~ん。教えて欲しかったらぁ、どうしよっかなぁ~?」


来た...琴音小悪魔モード!天然一筋のはずな琴音が急に小悪魔系女子に変わる、そのギャップで惚れさせる事の出来ない男子など居ないだろう。それくらい超絶可愛いのさッ!


次回!主人公が何故此所に来たのか証される(かも)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ