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その13 あの人が来ると言う噂2

あの人登場なるか?

ギルド長がマリーさん化した今、出てきてもむなしく一方なのでは無いか?誰にも必要とされていない可哀想なギルド長でもどんな人かは気になるのだ。


「マリーさん、そのギルド長はどんな人なんですか?」


「会ったら分かる。それよりあんたのそのデカい乳を守る絶守魔法覚えておいた方が良いわよ?取られる揉まれる触られるーー!言ったわよ?もう先に忠告したからねッ?絶対よ?絶対」



「絶守魔法」ってのは自分の身を守る拳法的魔法の事だ。……今マリーさんがヒステリックになりそうってッ事はやっぱりギルド長に触られたのであろう、彼女は。俺は一応中身は男だし、触られても問題は全く無い!体触られても、どんと来いだっ。いやいや、そう言うわけにはいかないか……。


それよりさ……女好きキャラは此所ここのギルド、ロイだけで十分な足りているんだがな。女好きより女増やせっ、この野郎!


「シオン~~、今俺の事を呼んだかい?」

「いや、気のせいだろ。」


ロイが気持ちが読めるのかよ、ってタイミングで来たからビビる。ロイの感の鋭さだけは褒め称えてやろうか。何故か上から目線



「と言うよりも………、シオンさんは絶対あの人の餌食でしょうね……。」


コウが言った。…初めましてか?このギルドのモテ男一位はと聞かれたら、名前が一番挙がる人。

このギルドで一番常識人で有りまともな人。モデルなんかの仕事も来ているらしいが、一切お断りをしているみたいだ。でも俺にはむっつりスケベにしか見えないのだ。


今俺の胸がん見ですから。彼の瞳には俺の乳しか映っていないようだな。男って硬派に見える方が案外ムッツリだったりする。それを女子達はまだ知らないのだな、本当に。


「おいマリー…速報だ。アイツが……、アイツが来たらしいぞ!もうこっちに向かっているんだと。多分もう帰ってくる!!」


「うげッ……」

「やだよ……」

「マジかよーーッ!」


やたら絶えてるヤツが居るからギルド長がどんな人か楽しみだ。(…俺だけ本当、何でだろうな?)ギルド長の予想図は白ひげのじじぃだ。所謂いわゆるサンタ的ポジションだろ?白ひげ…。そういえば、サンタと言えばクリスマスだがこの世界には「クリスマス」という習慣自体無いようだ。此所ここの子供達、ドンマイ!




ギルド長が来るのは、刻一刻と迫ってくるーーーー。

なりませんでした。次回か?

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