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イシミ、悩む
「うおおおおおおおおおん!!」
いつもと違う苦悶の声が響く駐在所。新しくやってきた医療看護用ロボットイシミは医療看護用なのに自分に搭載された看護テキストを理解していないらしく、こことこことここはわかる、と数えた方が早いレベル。そりゃあそういう内容なのでわからないヤツが読んでわかれというのは無理がある。俺が読んでもテイラが読んでも「これわかんないよね」から大きく動かない。ましてイシミなのでわかれという方が土台無理だ。イシミは頑張って読んで理解しようとしていたが、止めた。
「わかんなくていいんじゃねえの?」
わかろうとして読んで間違えるくらいなら「気がつかなかった」の方がずっといい。生兵法はケガの元。本当はイシミが無理して医療行為に走る方が怖いのだが、お菓子食ってのんびりしてる、でもこちらは構わない。三人になったからだいぶにぎやかだしな。




