新しい仲間
配送トラックが置いていったダンボールを激闘の末に開ける。俺は特大のダンボールをカッターで開くのを至上の喜びとする類まれなる駐在員なので、もう嬉々として刃を入れていった。人間が入りそうなサイズのダンボールを開けて何があったかというと、人間が入っていた。人間?いや、額にディスプレイがついているのでこういう形のロボットだ。起動したロボットは、ディスプレイを光らせて名乗った。駐在員の健康管理のために送り込まれてきた医療用看護ロボット、イシミ。額には「内」とか「外」とか「循環」とか一通り出るから大丈夫という、考えうる限り果てしなく危ういロボットだ。バラで入っていたので組み立てるのが大変で、「こんなもん難しすぎてわかるわけないだろう!!」と文句を言いたくなったがたぶんこの駐在所で疲弊していたところに放り込まれたから最初からへとへとだったのだ。これからお二人の健康管理のために、がんばりまーす!!と不安なことを言ったので期限のうちにクーリングオフしよう、とレイコは言っていたのだが、止めた。このイシミというヤツのシリーズはいくつかバージョン違いがあって、全年齢とかそういうのがわかれている。こいつはたぶん……置いておこう。こうして駐在所には新たな仲間が加わった。




