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ボクの異世界黙示録  作者: 遊戯九尾
第三章 賑やかになるギルド
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新しい光景

 朝起きてご飯食べていつものように支度をして渚がギルドに行くと、そこでは、驚きの光景が待っていた。


「ど…どうかしら、にあってる?」


 給仕のミニスカメイド服姿のシェスティがトレーを持って待っていたのだ。それを見た渚は鼻血を流しながらグッドサインをする。


「100点、エルフの叡智ってすげー」

「もうっ! からかわないでよ! これでも結構恥ずかしいんだからね!」

「けど、これから店の仕事の時はその格好で給仕をする事になるぞ」

「うぅ…分かってるわよぉ…」


 どうやら給仕の仕方を教えていたようで、ギルドを開くまではシェスティは給仕の仕方をみっちり叩き込まれた。そしてギルドが解放される時間になる。すると,大勢のならずもの達が、シェスティの姿を一目見ようと寄ってきた。


「な、何……?」


 ジロジロ見られてシェスティは涙目になる。だが次の言葉で彼女は幻滅した。


「いい…」

「これがエルフ…いや、エロフか…」

「こんな嬢ちゃんに優しくなでなでされたい…」

「あんた達! 変なこと考えたやつから1発拳骨喰らわしてやるからね!」


 シェスティが怒ると、ならずもの達はおっとと言っては素知らぬ顔で店の中に入る。そして注文を聞き始めた。


「ご注文はいかがなさいますか?」


 シェスティも、拙いながらも接客していく渚はそんなシェスティの姿を横目で見ながら、Eフォンで検索をしていた。


「何やってんだ?」

「シェスティ用の服装と、あと魔法用の杖が必要でしょ、それ検索してるところ」

「そうなるとあそこが一番だな、6番街の大型商店街、せっかくだ、お前にお使いを頼みたいと思ってたところだ。面倒がらずに行ってくれるな」

「面倒だけどシェスティの為でもあるしね、行ってくるよ、で、シェスティはいつ時間があくの?」

「昼から時間を空けてある、2人で行ってくるといい」


 シェスティとデートかーと呑気な渚、その時だった、ギルドのドアが開けられたのは。


「渚ちゃん! 私という女がいながらハーフエルフの女の子拾ってきたって本当⁉︎」


 しまった、アーシェのことを忘れていたと渚は思ったアーシェは自分の事になると口うるさいからなぁと渚は思い、彼女に反応する。


「ええとアーシェ、この子はね…」

「渚ちゃんを取ろうとするお邪魔虫!」


 お邪魔虫…と聞いてシェスティも黙っていなかった。客に配膳した後、トレイを持っては反論をする。


「お邪魔虫? 滑稽ね、私は渚に拾ってもらった恩があるの、お邪魔虫になんてなる気はさらさらないわ、そういう貴方こそ何、いきなり店に飛び込んできては渚の事を自分が女扱いしてね」

「渚ちゃんは本来私のなの! 勝手に取らないでよね! このデカ乳エロフ!」


 へぇーっとシェスティとアーシェがバチバチと視線を合わせ始めたところで、渚が2人を止める。


「まぁまぁ2人とも、喧嘩しないで、ボクは2人が喧嘩してるところは見たくないから」

「渚がそう言うなら…」

「渚ちゃんの言う事なら…仕方ない」


 2人が喧嘩を辞めてくれたところでホッとした渚は、本題に戻った。


「シェスティ、昼から親父が時間を空けてやるって言うから、2人で6番街まで買い物に行こ」

「買い物? 何を買うつもりなのよ」

「キミ専用の服装と、魔法の杖、仕事する時に必要でしょ」

「確かに、今の私は何も持ってないし……仕事用具が必要ね…でも私、お金も何も持ってないわ」


 シェスティには今手持ちは何もない、それどころかお金すらない、お金の面はどうするんだろうと思うと、渚がどさっと金の入った袋を出した。


「この前キミを助けた時に依頼の報酬と街の人から謝礼金が来て、金ならいくらでもあるよ、どうせ持ってても仕方ないし、ここで使っちゃお?」

「うん! わかったわ!」


 そうして2人で楽しく会話していくが、置いてけぼりにされてるアーシェはつまらなそうにしていた。


「いいなー2人だけで買い物に行けるだなんて、デートじゃん、私はどうしてたらいいのさ」

「お前はこの前グラスを割った分ここで働け」

「そんなー!」


 アーシェはあれは不可抗力だーと反抗するが、ジェフリーに抱えられると給仕の服装に着替えさせられに行った。シェスティが見る限り、給仕はこの店で1人だけじゃないらしい。


「ここの給仕は昼間はアーシェやボクがやってるよ、勿論、依頼でいない時もあるけど」

「じゃあ夜は?」

「夜はサキュバス達が給仕をしてくれるんだ、精を取る事を条件に」

「渚だってサキュバスでしょ? 精は取らなくていいの?」

「ボクは特別だから、精は特別な方法で摂取してるの」


 そっかとシェスティが納得すると、朝の仕事はこうして進んでいった。


 ーーー


 昼、給仕の時間を終え、普段着に着替えると、渚とシェスティは6番街行きの列車に乗る。


「凄い…これ、魔導技術でできた列車よね、この都市ではこんな技術がたくさんあるの?」

「うん、ミズガルズは基本的にこんな技術が山ほどあるよ、多種族が住みやすい国家になってるからね」


 列車に乗った渚とシェスティは車窓の外を見ながら質問を続ける。


「6番街って言ってたけど、この都市にはいくつ街があるの?」

「9番街まであるよ、高級住宅街が並ぶ1番街、歓楽街となる7番街、そして今回行くのが、大型商店街が並ぶ6番街だよ」


 列車が発車し出し、しばらくは1番街のビルが立ち並ぶ光景が見えた。それを見ていたシェスティは興味津々だったが、街を隔てる壁まで来ると、ドキドキして彼女はどんな景色が見れるのか気になった。そして、壁を通過すると見えたのは、たくさんの商店が並ぶ商店街だった。


「6番街にはなんでもあるよ、武器や防具に道具、マジックアイテム、裏路地まで行けば怪しいものまで売ってある」

「へぇー…」


 シェスティは街の光景を見て、これから自分はここに降りるんだと憧れを抱く。


「さっ、そろそろ駅に着くよ、降りる準備をするよ」

「うん!」


 そうして2人は列車から降りようと、昇降のドア付近まで向かったのだった…。

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