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結果だけ言う。
色々あって、異世界に転生した。
詳しい事は省くが、現実のあれこれが嫌になったのだ。
皆が私を厳しい目で見る。
皆が私を責め立てる。
現代日本は地獄だった。
いったん転がり落ちたら、二度と這い上がれない。
ああ、もっとちやほやさせる世界に行きたい。
もっと、人から愛される人生を送りたい。
それで、そういった人がたまに経験する出来事、あれこれを経てぽっくり逝った私は、白い部屋の中で女神だかなんだか知らない人に出迎えられた。
どうします、転生します?
今ならおまけもつけますよ。
あっ、はい。じゃあ、それでお願いします。
なんて会話の流れで「現実クソだったわー」とか考えてた私は適当に返事をしてしまっていた。
で、異世界転生だ。
私、やばい。
もっとよく考えて。
かつて、こんなぞんざいな流れで転生した人間がいたのだろうか。
知りたくとも、女神と話す機会は永遠にこない。
転生してしまった私は、異世界に放り出された。