眠れない僕と死神
僕はいま、眠れない状態にいるの。
なぜなら、長い時間お昼寝をしてしまったからなんだ。
でもね、眠れずに起きているとお母さんが怒って部屋まで来るの。
ほら、いまも階段から足音が聞こえてきた。
ガチャ!
ママ「何時まで起きてるの!早く寝なさい!」
僕 「今日は、たくさんお昼寝したから眠くないんだ」
ママはそれを聞いたら、黙ってベッドに座って絵本を読んでくれた。
僕は、ママの声が大好きだ。とても綺麗で優しい声をしてるの。
声を聞いてると不思議と眠くなってくるんだよね。
僕「ママ、僕眠くなってきた。おやすみなさい。」
ママが絵本を読んでくれてる姿を見ながら目を閉じた。
僕は、またすぐ数時間後に目が覚めた。
僕「あーよく寝たなー」
外を見るとまだ暗かった。
窓に目を向けると、いつも遊びに来る死神くんがいた。
死神「やあ、どうも! 今日も来たよー」
僕「今日も来てくれたんだね!」
死神「当たり前だろー!」
死神「もう準備はできてる?」
僕「うん、大丈夫だよ」
死神「よかった! これで君もぐっすり眠れるよ!」
僕「ほんとうに?」
死神「うん!約束する!」
僕と死神くんは、空に向かって永遠の遊びに出掛けた。
ママだけ残してごめんね。