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助手席  作者: 狸
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三番窓口

スマホさえあれば10分などあっという間だった。

友人の投稿を無心でスクロールしながら、特に何が良いというわけでもなくなんとなくの感覚でハートを押す。

そんなことをしながら来たバスに乗り込み再度同じことの繰り返し。

そしてそんなことですら億劫になった私は外に目を向けた。


そういえばこっちの向きにはあまり行ったことがなかったなぁ。

少し足を伸ばしただけで全く知らない土地に来たようだった。


教習所のホームページにあったアクセスの言う通り駅前の停留所で降りる。

ここから徒歩5分。とぼとぼと歩いていくと住宅地に囲まれた中ポツンと教習所が建っていた。


ポツンとしている割には意外と綺麗で広かった。

棟がいくつかあり、どれが本館なのだろうとキョロキョロしながらも一番それっぽいガラスのドアを開ける。

受付に行くと女性が


「どうなさいました?」


と高い声で聞く。


「入所を考えていて、決める前に色々相談や聞きたいことがあったので。」


「でしたら横の相談窓口三番におかけになってお待ちください。」


「ありがとうございます。」


そう言われ座るも誰かがすぐさまという感じではなかった。

ぼーっとしていると


「こんにちは。」


と髪が肩にかかるかかからないかぐらいの茶髪のボブの女性がにこりとこちらに微笑んだ。

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