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助手席  作者: 狸
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紹介

思い立ったはいいものの、全くと言っていいほど何の知識も持ち合わせていない。

まずみんなどうやって教習所を探しているのだろう。通う期間は大体どれくらいなのだろう。

値段はいくらかかるのか。


一人で考えを巡らせても時間の無駄だと気づき、そういえばだいぶ前に一緒に通わないかと聞いてくれていた友人のことを思い出す。


すぐさまメッセージを送る


:オススメの教習所ある?


いきなりかつこんな一文だけにも関わらず友人は1分も経たないうちに返信をくれた。


:いきなりだねw私が通ってたとこ紹介しようか?値引きもあるし。


なんて親切でいい友達なのだろう。

たったこれだけのことで大袈裟だと思われるかもしれないが、一から探す手間を考えればだいぶ有り難かった。


:まじで?結構厳しい?


:う〜ん。この辺だと一番厳しいかも。でも路上出て事故起こすくらいなら苦労したほうがよくない?


:確かにそうかもね〜。


そこまで深くは考えていなかったが、卒業生が友人なら何かにつけて分からないことがあれば聞けるという安心感からここでいいか。とほかを探す気にもならなかった。


:今度行ってみる〜。


:でもやっと免許取る気になったのね。いつ行くのかなとは思ってたけど。


:ごめんごめん。なんか行く気になかなかなれなくてw


友人がスタンプを送って来たところで私はスマホを伏せた。

せっかくだしパソコンで調べてみよう。

私は重い体を起こしてリビングに置きっぱなしにしていたパソコンの電源をつけた。

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