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命の教科書  作者: ベル
29/52

リストカット

閲覧注意です。

 リストカットってなんだと、思いますか?


 病んでいる若い世代の病んでいる人を中心に沢山の人がリストカットをしています。


 もちろんリストカットだけではなく、腕を切ったり、脚を切ったり。

 身体の一部を切ったり。


 それらの行為の総称として、自傷行為と呼ばれています。


 多分、皆さんの周りに一人や二人、必ずいます。


 自傷行為を見て、どんな思いを感じますか?


 なんで切ったりするんだろう? と疑問に思ったりしませんか?


『気持ち悪い』


『意味わかんない』


『関わりたくない』


 そんな思いを抱いてしまうのが、大多数だと思います。

 

 周りを見回しても、そんな事してる人、一人もいないよ。という人の方が多いと思います。

 

当然です。自傷行為をしている人達にとって、見られたくないものですし、触れて欲しくないものなのです。


見られて否定的な事を言われたくありませんから、巧妙に隠しています。

 自傷行為は、その人達にとっての一つの言葉であり。

アイデンティティでもあるのです。


 では、何故自傷行為をするのか?自傷行為をする理由はもちろん、ひとそれぞれだと思いますけれど、私は言葉。伝えたいけれど、伝えられない言葉なんだと思います。

 そう、メッセージという言葉ばぴったりなんじゃないでしょうか? 


辛い気持ちや、苦しい気持ち、悲しい気持ちも。

  自傷行為というメッセージに載せて吐き出しているのです。


 辛い。苦しい。悲しい。そんな気持ちを否定されたり、気持ち悪いと言われたら嫌じゃありませんか?


言われたらもっと辛いし悲しいし、苦しい。だからメッセージ。


 ですけれど、そのメッセージの中には、理解をして欲しい。助けて欲しい。というメッセージも含まれているのです。


 多分、心の病と同じ、自傷行為も、切った人にしかわからない事です。

 もちろん、理由もなく切っただけでは、わからないと思います。


 自傷行為が、メッセージや言葉である。と気づいたのは、私自身切ったことがあるからわかった事なのです。



▲<命の教科書/本作品を、作者、及びサイト運営者の許可なく 転載、又は翻訳による転載を固く禁止致します。>

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