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帝国戦争  作者: 明原千嘉
1/1

〈Ⅰ〉 

交通事故を通じて、約七百年前の日本にタイムスリップしてしまった咲と草真。

だが、その時代は帝国戦争と呼ばれたあやかし二万匹と人類五万人の大戦争の真っただ中だった。

戦場で戦う狩猟部隊の、第六班に匿われるが、あやかしの奇襲など様々な事件が身に起こる。

果たして、無事現世に戻ることができるのか……!

==エピローグ==


昔の日本ー即ち大日本帝国だった頃、国内で内戦が続いていた。

歴史は黒く塗りつぶされ、その時代が著された本はほんの一握りの人物しか持っていない。

だが、そのことについて著したある二冊の書物の数行が公開されていた。


『大日本帝国戦争ー通称<帝国戦争>。

我等<人間>が<あやかし>を兵器として戦った。

相手は大日本帝国領土の何処かに存在するとされている<永久都市>。

そこはあやかしの初めの住処とされ、<幻影の都市>とも呼ばれている場所である。

敵は永久都市の狩猟部隊である。』


これが一冊目の数行。

どうやら今で言う幽霊が、昔では普通に現世で暮らしていたらしい。

そして兵器として、戦場へ出ていっていた、と。

永久都市は今は名前さえ聞かないが、どんな場所にあったのだろうか。

それは二冊目に、小さなヒントが出ている。


『永久都市と大日本帝国の狩猟部隊。


=永久都市=

永久都市はあやかしの妖力で結界を張られており、余程霊力が強くないと視えることはない。

唯一視えたのは、狩猟部隊・第六班班長である八雲由貴やくもゆきのみである。

八雲によると、事切れる前夜に永久都市の場所は八雲自身が視つけたのではなく、知人に支えられて発見することができた、と言っている。


=大日本帝国・狩猟部隊=

大日本帝国の狩猟部隊は一班から十二班まで存在し、階級は二十三まである。

一番上は帝国軍総参謀長ていこくぐんそうさんぼうちょう、一番下は二等兵にとうへいである。

狩猟部隊は陸、空、海と三つに分かれている。


=狩猟部隊班長名=

狩猟部隊班長は、一つの班のトップである。


一班:白内竜之介しらうちりゅうのすけ

二班:神木祐二かみきゆうじ

三班:赤上菫あかがみすみれ

四班:頭取千代とうどりちよ

五班:雪城修輔ゆきしろしゅうすけ

六班:八雲由貴やくもゆき

七班:美神和臣みかみかずおみ

八班:白鳥銀次しらとりぎんじ

九班:日向大志ひゅうがたいし

十班:小路吾嬬こうじあずま

十一班:蒲野馨子がまのかおるこ

十二班:藤村健也ふじむらけんや


以上十二名』


大分昔の本だからか、なんと読むのかさえ分からない漢字がある。流石、七百年前。

この二冊の本はどちらも約七百年前のもので、著者は帝国軍総参謀長の口野哲郎が書いたらしい。

さて、この本があるということは、この帝国戦争は事実。

だが、結末は未だ不明である。


=============================================

Ⅰ タイムスリップ







初めまして、明原千嘉あきはらちかです。

春は花粉と自分の戦争ですね。花粉症なのできついです。庭にヒノキとスギがあるのが憎いですね。

さて、この度、初めての小説を書かせて頂きました。

初めての異世界モノです。それも舞台は日本! 和風って難しいですね。名前決めに苦労しました。

今回は咲と草真の出会い、別れまでを書きました。草真の賢さが皮肉にも武器になってしまいましたね。

初めはおっちょこちょいな性格にしようかとしましたが、悩んだ挙句賢いという設定にしまして。この性格っていいですね。賢いは敵味方どちらにも使えます。

さて、咲は雪火の旅館「氷柱屋」に匿われることになりました。

楽しくなって参りましたね。うきうきです。

これからも、楽しめるようなストーリーを書いていきたいです。

応援よろしくお願いします。

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