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吉買通り商店街  作者: フミ
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アイアムラブ&ピース

♪違う違う そうじゃそうじゃな〜い♪


(第4話ポイズンマムシに関する お詫びと訂正)

拝啓 皆様方におきましては、益々の御発展と存じ お慶び申し上げます。


さて 先日 あたくしが投稿させて頂きました、吉買通り商店街の第4話ポイズンマムシの内容に、

事実と反する記述がありました事を お詫び申し上げると共に、下記の通り訂正いたします。


(誤) あなたと熱帯 作詞 阿久悠 作曲 忌野清志郎


(正) あなたと熱帯 作詞 松本隆 作曲 忌野清志郎


このようにMINAKO with Wild Cats 歌唱 演奏のあなたと熱帯の作詞は阿久悠では無く、松本隆でした、

重ねて訂正してお詫び申し上げす。


あたくしの吉買通り商店街の 世間における影響は ほぼ皆無であるとの自覚が御座いますし、

フィクションであると、しらばっくれて このまま やり過ごそうとも思いましたが、

もし万が一、訳知り顔で あなたと熱帯の作詞は阿久悠であると、公の場で大発表してしまった方がいらしたと思うと、

この先 行きつけのラーメン店に立ち寄った際に、

大切な読者様に迷惑をかけてしまった身分で、

大盛り全部のせを注文する贅沢が、罪の意識により、どうしでも憚られます。


大盛り全部のせ など 余程の祝い事が無ければ注文する事は無いのですが、

低所得者が メニューの中で一番高い、大盛り全部のせを注文し食する 背徳感と恍惚感をもう一度味わいたく、

この様な場を設けさせて頂きました。


全部のせ だけに 全部 お前の都合かと、罵声を浴びせながら 本話もご愛読して頂いたなら、

あたくし恐悦至極の絶頂に達する悦びで御座います。


皆様方の御健勝を祈念いたしまして 御挨拶に代えさせて頂きます、敬具。



♪だっこだっこだっこちゃーん♪

♪だっこだっこだっこちゃーん♪


「何だこれ?!ずっとだっこちゃんの繰り返しだ、誰が歌ってるんだ実樹貴。」


「プレイリスト(大人の事情)二曲目は、遠藤関が歌う 多分だっこちゃんのテーマです。」


「多分?」


「はい、永谷園のcmで遠藤関のだっこちゃんが当たるってのがあったんですけど、

遠藤関のヤケクソに突き抜けた歌声にシビれちゃって、

スポンサーの期待をかなり上回った吹っ切れぶりが、大人の事情を超越したって事でプレイリストに入れたんです。

cm録音してひたすらリピートしてるんで、5分くらい続きますかね。」


「だっこだっこだっこちゃーんがか?」


「はい。」


「ふっはっはっはっ!はい、じゃない!こんなの聞いてんのか お前は?!」


「ふっふっふっふっふっふっ…やはり一筋縄じゃ行かない。」


「あの、苦労して編集したんですけど、聞いたのは これが初めてです。」


「ふふふふふふふふふ!」

「ぶっ!ふぁっふぁっはー!じゃなんでプレイリストにしてるんだ?

さてはポイズンも聞いて無いな?」


「やっぱり 聞いてて気分の良くない曲ってのは…」


カランコロン

挿絵(By みてみん)

「ただいまー、ミッキー 遅くなってごめーん。

あれ?猛弘(たけひろ)に魚蔵の旦那 いらっしゃい。

あれあれ?なんか皆んな楽しそうじゃない?

もう 仲良くなっちゃったのかい?ミッキー。」


「は、はい、一字(いちう)さんおかえりなさい。

えーと えーと…あの どこから突っ込んだら良いかわからないのですけど、

まず 猛弘(たけひろ)さんて藤郷さんの事ですよね?」


「そうだ、藤郷(ふじさと) 猛弘(たけひろ)とは俺のことだ。」


「はい、僕の藤郷さんへのイメージ通りのお名前です。

それじゃ次、ミッキーって もしかして僕の事ですか?」


「そうだよ、実樹貴だからミッキー。

キレイな顔が頭良さそうな 君のイメージ通りだろ?

僕の事も一字さんじゃなくて 何か考えてよ。

皆んな仲良さそうなんで僕も仲間に入りたいんだよね。」


「キ、キレイって変ですそれ!」


「よく言われるだろ?」


「言われません!藤郷さんは知ってますよね。」


「ああ、俺の知ってる限りじゃ言われないな。

勇人(はやと)こいつは、俺たちの後輩だぞ、松ヤニ高等学校のサッカー部のエースだ。

いや、だったか。」


「えー本当?!じゃあ元々 後援会の猛弘とは顔見知りだったのか、奇遇だねえ。

でも だったってところに引っかかるなあ、ミッキーの美貌が正当に評価されてないのと関係あるのかな?」


「うーん 実樹貴は部を辞めたそうだ。

試合中の実樹貴を見れば分かるだろう、

これがそうだ。」

挿絵(By みてみん)

「うわ!怖い!整った顔で怒ると 尚更怖いんだよね。」


「ふっふっふっふっ全然 印象が違う。」


「別に怒ってる訳じゃ無いですよ、真剣なんです。」


「いや、お前は試合中ずっと怒ってた、監督の見当違いのマヌケな指示に 良く腹を立ててたな。

ある時 こいつな、試合中にブチ切れて…」


「あー!ダメ!ダメ!藤郷さん言っちゃダメ!

僕の事より 決定的なツッコミどころです、そのTシャツのプリントが破綻してますし、出掛ける時着てたツイードのベストはどうしたんですか?」


「えーとねえ、話すと長くなるんだけど、僕の奥さんは獣医師でねえ。

近くの競走馬調教所でね、競走馬の健康管理を任されているんだけど、

ライライブルーって子が気難しくて調教師の人や騎手 以外が触れられないくらいなんだよ、

だけど何でか分からないけど僕には異常になついてくれてて、

僕がいないと検査とか治療が出来ないんだよ。

あーつまりライライブルーと遊んでたら馬糞に突っ込んじゃってさ、あは!あはあはあは!

それは さて置いて、僕の事 ミッキーは何て呼んでくれるのかな?」


「その前に勇人、そのTシャツは何だ?

アイアム ラブ&ピースってどう言う意味だ?

お前は愛と平和か?」


「いやいや猛弘くん、そこはスルーしようよ、意味なんてないんだからさ。

ほら、ミッキー何て呼んでくれる?」


「うー、そうだ!僕の前にバイトしてた人は何て呼んでたんですか?」


「亜希ちゃんの話はもう聞いたのだね。

最近見ないね、忙しいのは何よりか…

何て呼んでてくれたかなあ?

不思議なもんで日常になってた事って改めて思い出せないんだよね…」


「亜希はマスターって呼んでたろ。」


「じゃそれで。改めてよろしくお願いします マスター。」


「げ、つまんねえの、普通過ぎじゃん、

腸チフスになりそうだよ。」


「あはははあははは!」

「あっはっはっはっはー!」

「ふっふっふっふっふっ!」


「何だよ皆んな仲いいな、くそ!

何か美味そうに飲んでるしさ。」


「すいませんマスター勝手でした、僕がお茶を淹れて差し上げたんです。

まだ お金を貰えるような物は出せないんで、お婆ちゃん直伝の手順で…」


「僕には無いのかな?」


「あ!ありますあります!」


「拙者の出番で御座るな。」


「いや、いいです、お侍さん今大変だと思うんで。」


「うう、左様ならば。」


♪だっこだっこだっこちゃーん♪

♪だっこだっこだっこちゃーん♪


「はい、出来ました お召し上がり下さい。」


「ありがとう、ところでミッキー 口をつける前に尋ねるけど、

美味しい飲み物や料理って何が肝心だと思う?」


「喜んで貰いたいって気持ちです!」


「そう、まずそれがスタートライン。

後はね手際さ、気持ちだけじゃダメさ、

洗練された動作が努力を お客さんに連想させ感動を呼ぶんだ、ミッキー君 合格。

じゃあ頂くよ。」


「ありがとうございます、ど、どうですか?」


「美味いねえ!」


「良かった!ありがとうございます!

えーと…何を書いてるんですか?」


「お品書きだよ、ミッキーのお茶300円っと。」


「そ、それじゃ俺は会社に戻るかな、職人達が戻る頃だからな。

ジャマしたな勇人、実樹貴。」


「アタシも帰ろかな、勇人君 探し犬の貼り紙ありがとう。

ミッキーずっとウチの犬 探してくれてありがとう。」


「えっ?!魚蔵の旦那 知ってたんですか?!

でも僕 見つけられなかった…」


「ふっふっふっふっ、気持ちと手際、毎日隙間無く商店街を走り回ってくれてた感動した!聖域無き商店街探索!」


「小泉元首相ですか?!ちょっと古いけど嬉しいです、また おいで下さいね。」


「ふっふっふっふっ、店先に出てまで お見送り、感動した。

ふっふっふっふっ、長生きはするもの、楽しみが増えた。

永六輔さんの御冥福をお祈りして、またお会いしましょう。」


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