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ランビエの絞輪  作者: 久遠 三輪
第二章 アポトーシス自滅
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01 タクシーが通り過ぎる

殺人の第一発見者となった舞は、翌朝六時に目覚めた。早朝のニュース番組では、昨日の浮浪者殺人は、報道されなかった。舞はリンゴを齧りながら、テレビを消した。


今朝も食欲がなかった。ウォーキングをスキップしたこともある。だが、冷蔵庫の食材を見ても、弁当を作る気になれなかった。まだ七時前だった。いつもは七時に家を出る。舞が住むマンションから芦屋医大までは、マウンテン・バイクで三十分ほどだ。


昨日の殺害現場を見るため、早めに家を出ることにした。


舞は、マウンテン・バイクで夙川沿いを走った。今日は遊歩道ではなく、車道だ。


遠目に、巨大な染井吉野が視野に入る。葉桜でも貫禄がある大木だが、哀し気に見えた。黄色い現場保存テープは、まだ貼り巡らされたままだ。交代で見張りをしているのか、制服姿の警察官が大木の前に立っていた。遊歩道も「立入禁止」のアーチ看板が立っていた。


舞は速度を落として、ゆっくりと現場を通り過ぎた。二百メートルほど進むと引き返し、芦屋医大の方角に進んだ。逆方向から臨む殺害現場は、視界が悪く、見えにくかった。前方に注意を払いながら、何度も殺害現場の方角に顔を向けた。


舞が現場の様子に気を取られている間に、一台のタクシーが通り過ぎた。

短いエピソードですが、最後のタクシーの存在は、覚えておいてくださいね!

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