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春は北からやて来る

作者:石倉栄治
並木雅実(二七)は、国内二位の菓子メーカー東京製菓の研究開発室に勤務して、味や香りの研究をしている。五月の休日明け、並木は上司に会議室に呼び出される。そこで告げられたことは、思ってもみなかった移動の話だった。理科系の学部を卒業して、研究室一筋で味や香りを開発してきた並木が告げられた移動先は、お客さま相談室。長引く不況の影響で、一段の人員削減を各部署に割り当てられたのだ。人付き合いが苦手な並木は研究開発室では浮いた存在になっていて、自発的に退職するようにこの部署に移動を言い渡されたのだ。  
仕事を続ける決意も辞める決断もつかないまま、お客さま相談室に出社した翌日からもう電話対応をさせられた。
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