終わりに
周りを見てご覧なさい。あなたは決して一人じゃない。あなたが生きている限り、絶対にどこかで誰かと関わっている。
でも、その関わっている誰かが、あなたを助けてくれる訳じゃない。あなたに代わってくれる訳じゃない。
あなたは、あなた。当たり前のようだけど、誰にも代わることの出来ない、あなただけの人生。だから、あなたにしか出来ないことは沢山ある。あなたがやらなければならないことも、沢山ある。 沢山あるけれども、あなた一人でやりきることはとてもじゃないけど無理。この世界はあなただけにしか出来ないことばかりなのに、あなただけじゃ出来ないことだらけなんだから。
そうなると、自分じゃ何も出来ないってことになる。そうよ。一人で出来る人なんて、そもそもこの世には存在しないの。あなたが如何にして頑張ろうとも、努力しようとも、無理なものは無理なのよ。世の条理には、どう足掻こうとも逆らうことは出来ない。
でも、悲観に暮れることはないわ。今話したことは、あくまで“一人”の時の話。
顔を上げてごらんなさい。あなたの周りに、誰もいない訳は無いわ。絶対に、繋がっている人がいる。無限に、広がっている。その広がりの中には、あなたを助けようと差し伸べてくれている手があるはずよ。無いと思う方が間違い。数は少なくとも、絶対に、手がなくなることはない。
後は、あなたが手を伸ばすだけ。その手を掴むか掴まないかだけよ。
万事休す、なんてこともないわ。それは、あなたが手を伸ばすことを止めた証拠。諦めた証拠。
諦めずに、手を伸ばし続けなさい。前に、前に。助けの手が必ずあると信じて、進みなさい。疲れたなら手を下ろしても良い。でも、しっかりと前を見据えること。助けの手なんて、いつ伸びてくるのかわからない。それを見逃さない為に、しっかりと目を見開きなさい。
手を伸ばしていたなら、自分の信じられる人が必ず、現れるはずだから。その人と助け合えば、不可能は可能になるのだから………
最後までお読み頂き、本当にありがとうございます! 作者のピースブリッジです。 読者の皆様方の応援により、無事、完結することができました。
今回の作品の概念として、霊夢の能力と紫の関係を自分なりに描いてみました。題名にはアリスやパチュリーの名が入っていますが、実際の主人公は…一体誰なんでしょうね?笑
みなさんのご想像にお任せします。というよりも、魔理沙目線と言うことで全体的にわからない点も多かったと思います。布石も全て拾えたのかは自信がありません。その辺りは本当に皆さんにお任せしますので、ご自由にご想像下さい!
…投げやりな作者ですみません。
こんなに長い作品に最後までお付き合い下さり、本当にありがとうございました!
最後にですが、もしかしたら次期作を書くかもしれませんので、その時はまた宜しくお願いします。