エピソード19 ~VSゲスーチ④~
チコタンとミィシャンの本気回です。
チコタンとミィシャンが頑張ってくれる。
だから私は、私に出来ることをやろう。
二人のために自分の役割を全うしよう。
「ソーラはここで何かやりそうな素振りをお願いします。できるだけ目立つように、派手にです」
「ゴミクズの注意をそらす役だね、派手にかましてやるから!」
「はい!」」
「チコタン、いつでもいけるニャ!」
「では私の合図でいきますよ」
頑張って、チコタン、ミィシャン!
信じてるから!!
「三……二……一……今です!」
「うにゃアァッ!」
「ハッハッハッ、やけくそになったか? 馬鹿め! ドローンビット、あの二人を狙え!!」
あぁっ、二人にめがけて一斉にビームが飛んでくる。
怖くて見てられないっ、でもしっかり見届けなくちゃ。
そして自分の役割を果たさないとね。
「集まれダークマター!」
「無駄だ! ジャマースーツがある限り私にダークマターは通用しない」
「それはどうかな? 私の必殺技はそんなもの吹きとばしちゃうよ……」
「必殺技だと? 何か仕掛けてくる気か……ドローンビット、ターゲット変更だ。特異点の娘を狙え、動きを封じるのだ」
「必殺ぅ~……」
「くそっ、ジャマースーツも最大出力だ! 全力で私を守れ!」
狙い通り、ゴミクズは私に気を取られてる。
このままゴミクズの注意を引いて二人をフォローしよう。
「ミィシャンはドローンビットをお願いします、私はゲスーチに狙いを定めます!」
「任せるニャ! うニャニャニャッ!!」
ミィシャン凄い! プチUFOを次々と撃ち落としていく。
チコタンが狙いに集中できるように一人で頑張ってる!
「まだまだ、全部撃ち落としてやるニャ!」
「なんだと!? ドローンビット、あの二人だ! あの二人を──」
ゴミクズの相手は私でしょ、二人の邪魔はさせないんだから。
「ダークマター最終奥義! 宇宙破壊爆弾んん……っ」
「さっ、最終奥義!? やはり特異点の小娘が最優先だ!」
よしよし、バカなゴミクズは私に気を取られてればいいの。
今の内だよ二人とも、一気に走り抜けて。
「あっ、ニャゥ!?」
ミィシャン!
そんなっ、ミィシャンがビームに撃たれちゃった。
でも凄い、チコタンはゴミクズのすぐ近くまで迫ってる。
「チコタンッ……あとは任せタ!」
「はい!」
「なっ、いつの間にこんなところまで!?」
「ユイタソの敵……覚悟です!」
ゴミクズのすぐ目の前、あの距離なら確実にジャマーを破壊できる。
プチUFOも私に集中してるからバリアーを張れない。
今だチコタン!!
「ドローンビット、早く戻ってバリアーを──ぐああぁぁっ!」
「やりましたっ……きゃあうっ!」
「チコタン!」
作戦通りゴミクズにビームを食らわせた!
でもチコタンまでビームに撃たれちゃったよ。
二人ともビームに撃たれて、それでも作戦を成功させるなんてホントに凄い。
《オペレーションコントローラーから警告。ジャマースーツの破損を確認、制御出来ません。繰り返します──》
制御出来ない、ってことは狙い通り破壊出来たみたいだね。
銀ピカスーツの効果、弱めるどころか完全に無効化しちゃったみたい。
ダークマターも戻ってきてる感覚だ。
「馬鹿なっ、見習い如きにジャマースーツが……」
「これでもうダークマターは防げないよね」
面倒な邪魔はなくなった。
二人が必死で作ってくれたチャンス、絶対に無駄にはしないから!
さあ、反撃だ!!
次回、決着です!




