表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
229/448

エピソード136 ~脱出!③~

 ついにダークマターの牢獄から脱出! これで私とガオシェンは自由だ!


「ガオォォーッ! 助かったぞグーパーよ!」


「礼には及びません、私とガオシェン様の仲ですからね。ジャスティスソーラも無事でよかったです」


 へぇ、この人がグーパーさん?

 これはちょっと予想外だったかも。ガオシェンの親友っていうからゴツゴツしたオッサン宇宙人を想像していたけれど、実際に会ってみるとスマートなおじ様っていう感じだ。

 黄色のスーツがよく似合う、犬耳ジェントルマン宇宙人だね。


「はじめまして、えっと……グーパーさんって呼べばいいかな?」


「はじめましてジャスティスソーラ、コロシアムの実況担当グーパーと申します。私のことはお気軽にグーパーとお呼び捨てください」


「ああっ、実況の人!」


 どうりで聞き覚えのある名前だと思った、コロシアムで私達の戦いを盛り上げてくれた人だったんだね……っていうか雰囲気変わりすぎでしょ! 実況の時は超ハイテンションで叫びまくってたじゃない!


「さてジャスティスソーラよ、悠長に話し込んでいる場合ではないぞ」


「おっとそうだった、ワンナビーをやっつけなくちゃね」


「ミィシャンの安否も気になるところだな……グーパーよ、状況を教えてくれ」


「ワンナビーの起こしたクーデターによって、惑星バルナガンは完全に制圧されてしまいました。ミィシャンと私も捕まってしまい、ヴェーゼ本部の地下牢に囚われていました」


「ぬうぅ……吾輩のミィシャンを地下牢に閉じ込めるとは……」


 ちょっとちょっと、“吾輩のミィシャン”じゃなくて“私のミィシャン”だよ。ミィシャンは私のお嫁さんなんだから。


「ご安心ください、ミィシャンは無事に脱出していますよ。今ごろはアイアンミィとしてヴェーゼと戦ってくれているはずです」


「「アイアンミィ?」」


「スーパースターファンクラブとジャスティスソーラの仲間達も、本部内へ侵入していますね。アイアンミィと協力してワンナビーと戦っているようです」


 ちょっと待って、アイアンミィとかスーパースターファンクラブとか、知らない単語が次々と出てくる。まったく話についていけない……。


「えっとつまり……たくさんの人達が戦ってくれてるってことだよね? だったら早く助けにいかなくちゃ!」


「待つのだジャスティスソーラよ」


「でもガオシェン、戦ってくれてる人達を放ってはおけないよ!」


「気持ちは分かるぞ、しかし闇雲に動いても状況は好転しない」


「それは……そうかもしれないけど……」


 グーパーは「ジャスティスソーラの仲間達も本部内へ侵入している」って言ってた。きっとチコタンとエルリンのことだ。

 チコタン、ミィシャン、エルリン、三人とも戦ってくれてるのに、私だけじっとしてられないよ。


「勘違いするな、怒りに燃えているのは吾輩も同じである……!」


「ガオシェン……」


「だからこそ! ワンナビーの企みを完膚なきまでに叩き潰さねば気が収まらんだろう!」


「叩き潰すって、一体どうするつもりなの?」


「ガハハハハッ! 吾輩に任せておくのだ、とっておきの作戦があるぞ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 229/229 ・やっぱガオシェンが出ると違いますね。ガオガオ [気になる点] 作戦? ガンガンやろうぜ [一言] でもやっぱり、アイアンミィの破壊力がえげつない
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ