エピソード5 ~新たな惑星~
いつも読んでいただきありがとうございます!
皆様に楽しんでもらえて、私も嬉しいです。
さて今回は次の展開にむけた閑話回です。
10秒くらいで読めるボリュームなので、サラッと次話まで進めてもらえますと幸いです(読み飛ばしちゃっても大丈夫ですよ⭐)。
※今回は三人称視点です。
※次回からソーラの一人称に戻ります。
惑星ゼタ。
赤土に覆われた、荒涼とした惑星。
原始的な動植物が生息している、未開拓の惑星である。
地平線から太陽が昇る頃、赤い砂埃の舞う荒野を一人の少女が歩いていた。
「今日は朝から天気がいいナ~」
キョロキョロと周囲を見回しながら、頭から生えた猫耳をピョコピョコと動かす少女。
太陽の光に照らされて、オレンジ色の髪の毛と、薄いピンク色の肌が鮮やかに輝く。
長いしっぽをフリフリと揺らしながら、軽快な足取りで荒野を歩き進む。
「さて今日はどんな発見があるかニャ~……ン?」
不意に空を見上げる少女。
大きな瞳を見開き、空の一点を見つめ続ける。
「うナ? 流れ星かナ?」
少女の見つめる先、雲一つない空に一筋の光が現れる。
徐々に大きさを増しながら、地平線目掛けて落下する光。
「落ちてくル!? 何だロ? 面白そウ!」
突然空から舞い降りた光。
目を爛々と輝かせながら、少女は光に向かって駆け出すのだった。
猫耳×モフモフ×エイリアン、登場です!




