プロローグ ~うちゅカワイイ! エイリアンな私!?~
はじめまして、ページを開いていただきありがとうございます!
私の小説を覗いてくれて心から感謝です。
この小説は……。
⭐カワイイ女の子達が大活躍
⭐ドタバタ宇宙の大冒険
⭐ムカつく敵はスカッと撃退
こんなお話です、よければお付き合いください。
「え……!?」
目が覚めるとそこは、一面銀色の不思議な空間でした。
はて、ここはどこ? 私は誰……。
いやいや、流石に自分のことは覚えてるか。明峰空、十六歳、東京都在住、女子高生。
うん、とりあえず記憶喪失とかではなさそうかな。
でもここがどこなのかは全く分からない。
壁も天井も、どこを見ても銀色の不思議な部屋。よく見たら床まで銀色だ。
何で私、こんなところで寝てるんだろう?
よく分かんないけど……このまま寝てるよりは、とりあえず起きた方がいいよね。
「っとっと……とおぉ?」
ビックリした、何これ?
フワフワして体が軽くて、まるで宙に浮かんでるみたい……って、本当に体が宙に浮かんでる!?
私そんなに体重軽くないよ? むしろ最近ちょっと増えたよ! 結構悩んでるよ!
いやいや、そんなこと今はどうでもいいか……ホントはどうでもよくないけど、今はよしとしよう。
それよりこの状況は何?
SF映画で見覚えあるけど、これってきっと無重力っていうやつだよね?
ヤバい、ちょっと混乱してきちゃってる。頭の中が真っ白になりそう。
こういう時こそ冷静にならないとね。落ち着いて周りを観察するのよ。
あれ? よく見たら窓があったんだ。テンパって全然気づかなかった。
やっぱり落ち着くって大事よね。とりあえず外の様子でも確認しよう、どれどれ……
おぉ! すっごく綺麗な星空。満天の星が宝石みたいにキラキラ輝いてる。
でもこれよく見たらホントに目の前に星があるよ。星空じゃなくてただの宇宙だこれ。
なるほどね。つまり私は今、宇宙空間にいるわけだ。ということは、この銀色の部屋は、宇宙ステーション的な何かの一室ということかな……?
「いやいや! 無いから、流石にそれは無いから!!」
あり得ないでしょ! だって私、ただの女子高生だよ?
宇宙とは無縁の一般人だし!
「意味が分かんない……何でこんなことに……」
ん? あれ?
なんか私、声がおかしくない?
私らしくない、やたらカワイイ声だったけど。
それに顔も体も、ちょっと違和感がある気がする。
特におっぱいの辺り、Fカップあるはずなのに軽すぎない?
とりあえず確認しよう、どこかに鏡とかないかな?
えっと……あぁ、洗面台がある。
うん、ちゃんと鏡もついてるね。
この辺は普通の洗面台と同じ感じかな。蛇口も洗面器も銀色で、銀色じゃないのは鏡に映ったカワイイお顔だけ。
白くて綺麗で透き通るようなお肌。うーん、羨ましい!
へぇ、水色の髪ってちょっと変わってるね。でも、フシャフシャの緩いヘアスタイルがとってもカワイイよ。
目はキョロキョロっとキュートな感じで、耳はツンツン尖ってて。まるで宇宙人みたいな顔。
うちゅカワイイって感じかな?
うん。
私。
うちゅカワイイ!
「って! なななっ、何これ!?」
は? え? 宇宙人? これ私!?
嘘でしょ! もしかして私、エイリアンになっちゃってるの?
無いから! エイリアンとかホントにあり得ないから!!
私はただの日本の女子高生です! ジャパニーズJKですよ!
はぁっ、動悸が……胸が痛くて苦しい……胸が……
あれ? ちょっと待ってよ。
おっぱいがない! 私のFカップおっぱいがツルツルでペッタンコになってる!?
ん? でもこれはこれでカワイイのかも……?
うちゅカワイイ……うん、うちゅカワイイよね!
いやいや! 落ち着いて私、今そういう問題じゃないから。
とりあえずどうしよう、えっと……
「ひゃわっ……あの……どうして……?」
「え?」
突然のカワイイ声。
振り向くとそこには。
別のエイリアンちゃん、登場。
そう、エイリアンちゃんが……。
エイリアン……。
「エイリアンーッ!?」
「ひゃわわぁっ!?」
いや、何で私より向こうの方がビックリしてるのよ?
色々とよく分かんないけど、一つ言えることがあるね。
どうやら私、エイリアンになっちゃったみたいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!
いかがでしたでしょうか? 次話もどうぞよろしくお願いします。