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プロローグ
僕はこの世界に生まれた。生と死を幾度となく見てきた。でも、まだ分からない。僕が生きる存在意義を....。
この『世界』は今,月と火星を地球に繋ぐプロジェクトを立ち上げ、火星は失敗したものの月への接続が可能となった。
そして、地球の約四分の一以上の人間が月への移住を果たし、地球の環境被害がほぼ0に変わる。
それぞれがそれぞれの暮らしをし、地球と月とを行き来できるようになった『世界』。
だけど、その平穏な日々も終わりを告げる。
………ジ…ジジ…ジ……0…カウント……ジジ…ジ…………
ここ地球は、突如として謎の超生命体機凱種に浸食され始めている。
原因は不明、自然災害をほぼ全てクリアにしたはずの地球に新しい災害が追加される。すなわち、『機凱種侵略警告』と....。
そして、その機凱種と呼ばれる生命体から月との連絡橋やその他の主要な施設を守るために、防衛都市という最前線で戦う少年・少女を育てる教育機関を『地球』は作ったのであった。