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女子高生ハゲ照山さん!  作者: 久永道也
絶望のハゲ編
12/50

SS(サイドストーリー) ~ぞいの朝~

SSです。

またまた妹ちゃんのお話です。


オリンピックばかり見てるせいで本編が間に合わなかったから、

S(さーせん)S(死んで詫びたくありませんから許してください)です。

―――照山さんと三角が言い争っている同時刻のこと。


妹「おはよう……だぞーい」

ヒカリ「おはよう、ぞいちゃん。……あれえ、どうしたの? なんだか今日の『ぞい』の言い方に覇気が無いね?」

妹「妹は元気だぞーい……ああ死にてえー」

ヒカリ「言葉が全然噛み合ってないよ!  こんな気持ちのいい朝なのに死にたいとかどうしたの一体⁉  こんなに元気が無さそうなぞいちゃん、見た事無いよ……!」

妹「実は昨日……兄やんが知らない女の人に妹の服を着させてHなことをしようとしていたのを目撃したんだぞい……」

ヒカリ「そ、それはなかなかヘビーな出来事だね」

妹「ぞい……妹はお詫びにキングサーモンを食べさせてもらったんだけど、思いのほか脂がのっていて胃がもたれてるんだぞい……」

ヒカリ「元気が無い理由そっち⁉ お兄さんのくだりいらなかったんじゃないかな、それ⁉」

妹「お腹が気持ち悪いぞい……おかげで妹はテンションだだ下がりだぞい……」

ヒカリ「私の中のお兄さん株もだだ下がりだけどね」

妹「……でも、兄やんが春風さん以外で女の人を家に連れてきたのは初めてだったから、本気でビックリしたぞい。それも超美人だったぞい」

ヒカリ「へえ、彼女じゃないのそれ?」

妹「絶対にない! インドアな兄やんのことだ。どうせ襲ってみた配信でもやってたんだぞい」

ヒカリ「そんな犯罪臭あふれるやってみた配信、今まで聞いたことないよ。もう少しお兄さんのことを信じてあげたら?」

妹「う~んでも、妹の恋愛アンテナには何も引っかからなかったから、彼女ではないと思うなあ」

ヒカリ「いやいや、ぞいちゃんの恋愛アンテナ、江頭2:50並みに狂ってるで有名じゃない」

妹「がっぺムカつく! 妹は今まで3組のカップルを生み出しているから、そこまで言われる筋合いはないんだぞい!」

ヒカリ「それ。女子の消しゴムを拾った男子が両思いだと勘違いしたぞいちゃんがさんざん煽ったミスを、私がなんとかフォローして結ばれた結果だけどね。おかげでクラスじゃ消しゴムを落とす女の子が急増して、私は私で恋愛交渉人ラブネゴシエーターとか呼ばれてるんだから。ほんと勘弁してよね」

妹「なにィ⁉ 妹は恋のキューピッドとか呼ばれてるんじゃなかったのかァ⁉」

ヒカリ「どっちかと言えばスチューピッド的な存在としてクラスに君臨しているよ。……まあ、ぞいちゃんがきっかけでカップルが生まれているのはたしかだから、あながちキューピッドで間違っちゃいないんだけど」

妹「ふっふっふ! やはりアタシは恋のキューピッドだったか! これからはQPちゃんと呼んでくれい!」

ヒカリ「そのあだ名はマヨネーズっぽいからやめようか……」


妹「――むむっ!!!」


ヒカリ「??? 急にお腹を押さえてどうしたの? もしかしてお腹が痛くなってきた?」

妹「……キングサーモンのマヨネーズ焼きを食べたくなってきた」

ヒカリ「食欲のわくポイントおかしい! 脂の乗ったサーモンにマヨネーズとか、メリケンサックを付けたマイクタイソンくらい凶悪だから! 食べた後、絶対に後悔するパターンだよそれ!!!」


何かと話題の尽きない妹にヒカリちゃんが苦労する。

こうして、妹の朝は過ぎていった……。

まだ本編に名前しか出ていないヒカリちゃん、セリフだけの登場です。

破天荒な妹のサポート役として大活躍のヒカリちゃんですが、その優れたサポートりょくの裏にはちゃんとした理由があります。

それはまた本編で書こうと思います。

……早く本編を書けって話ですね。

でも、元々ここには箸休め的な感じでSSを挟もうと思っていました。ほ、ほんとですよ!

オリンピックを作業用BGMにしていたら、作業スピードにスロウがかけられている。。

FF7派の作者ですが、今後もよろしくお願いします。


オリンピック日本代表にハゲがいないのが寂しい……。

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