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やってきました。初海外。

飛行機に乗ってきましたよ。

初飛行機ですが、期待し過ぎはダメですね。

あれは何回も乗るものではないです。

もう十分です。


おお、通じている。

普段は学内には常設されているので気になりませんでしたが、すごかったのですね。

自作の調子も良好です。

言葉の壁もノープロブレム。

翻訳機能魔法陣でアイアムオーケーです。

テストに付き合ってくれた彼女に感謝ですね。

お土産は何がいいでしょうか? 変わり物がいいと思いますが……あっ、これいいじゃないですか。NEWと書いてあります。新商品じゃないですか? とりあえず胃に入れば何でもいいでしょう。時間はあまり無いので、ここで買いましょうか。配送でお願いします。


時差があれども、今は夜ですので行ける所は限られています。年齢と見た目的にほとんど行けないでしょう。若いって事です。事にしといてください。それ以上想像をするのはいけない。

流石に飛行機で疲れましたし、今日の所はご飯を食べて寝ます。

ホテルもよさそうな所でした。

ベッドが硬い所を除けば、清潔でいい感じです。

ツインルームしか空いていませんでしたため、二つベッドがあるのがなんか不自然です。

食事は……ルームサービスにしましょう。

普段は椅子に座っているのだが、飛行機に乗るのは勝手が違いました。アウェーでした。危うくエコノミー症候群になる所でした。言いすぎかもしれませんが、かなりの時間乗って疲れたという事です。

……安いじゃあないですか!

間違えなく、物価が違いますね。

安いとちょっとだけ粗悪なものを食べさせられるような気がして――ごめんなさい。とっても美味しかったです。

お腹も満足とおっしゃっていましたので、シャワーを浴び睡眠に至るのだった。


スタンディングオーベーションって、必要ですか?

流石の私も顔が赤くなりました。

握手ですね。はい。

フラッシュもたかれるんですか。わかりました。

「お疲れ様でした」

なんで彼女がここに来ているかはもう既に聞きましたので、三時間ほど前の記憶に戻ります。


今回の目的地。姉妹校です。

討論会に参加せよとのことです。

挨拶もそこそこに終わらせましたのですが、大丈夫だったでしょうか?

もしなんかあったら、学長に任せます。

先にちょろっと会場の下見。

意外に、狭いです。いつもの講義室くらい。イケます。

来て大正解でした。これで満席でも想像できましたので――。

「偶然ですね」

時間はまだありますね。どうしましょうか? 精神統一の時間は欲しい所です。

「無視ですか」と肩をグッと握られる。

「え?」

見知った顔がいるはずの無い所にいるのです。そりゃ、そのあとの言葉は出ませんよ。

「驚きました? わたくし、優秀な学生でごぜーますの。だから討論会には自由参加できますでごぜーます。ドッキリ大成功ですか?」

という訳でごぜーます。

討論会には興味が無いので今まで参加した事が無い。そんな訳で居場所も無いという事で、急きょ助手を願い出てきた。

そんな画策なんて速効で意味を成しませんでした。

彼女は生徒扱いで遠くの席に座らせられました。

不満そうにこちらを睨んでおります。

そんな中で始まるのだった。


討論会ですか? これ。

テーマが『これからの魔法学』でしたよね? それでなんでこうなったのか、僕にもよくわかりません。

なんか質問付きの独演会みたいでした。

良く理解していないようで、ええっと……シンプルで……じゃなくて、こういう時なんていえばいいのだっけ? 『幼稚な質問しかありませんでした』と辛辣な奴しか出てきませんでした。ごめんなさい。

魔法陣学が進んでいるのは、自分のとこだけですから、知らないのも納得なのですが、それにもまして質問が下らなかったです。

こんなことだと知っていたら、せめて楽しめそうなのを用意しとくのでした。

お笑い芸人ばりになにか鉄板ネタを用意するべきでしたでしょうか?

最近、言葉が荒んでいる気がします。僕って疲れているのでしょうか? とりあえず、さっき自販機で買ったジュースでも飲みます。


「なんですか? 不愉快なんで話しかけないでください」

やめてください。なんで速効に事を起こすのですかね?

隣に座っていた男の人は、口の中に苦虫入りましたか? って感じの顔してるじゃないですか。

終わってゆっくりしたいところですが、そりゃあ平謝りしましたとも。


昼食の事は思い出したくないので割愛します。

それを含めて、今日は今までで一番疲れました。


「この後は軽い社交界。それで朝一の便で帰国だから暇は無いよ」

「せっかくのデートプランが、一日くらい余裕は……」

「欲しいですね」

気持ちと口がシンクロしました。観光は無いにせよ、せめて昼間に出発していただけませんかね。

「……わかりました。ダメそうですね。一人で観光しても面白くないのでホテルで引きこもっています。代わりに海外で引きこもりライフを満喫してから帰ります」

それは楽しいのかな? ああ、なるほど、僕を皮肉っているんですね。


「なんでいるんですか?」

「暇だから遊びに来ました。へー、同じホテルだったんですね。知りませんでしたよ。だから貸し切りできなかったんですねー」

なんと白々しい。

従業員以外、人が見当たらない事で。


帰りの機内では眠れなかったので、カバンにあったホテルのパンフレットにまで手を出しました。

プールにレストラン、劇場もあるじゃないですか。本当にホテルだけで満足できる環境じゃないですか。お土産買わなければよかったです。


これはノーカウントで、初海外は次回にまわしていいですかね?

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