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狂戦士さんとお肉

 現在、ラタトスクと一緒に宿屋への道を歩いていく帰りである。泊まっている宿が同じ方向らしく、まだ別れていない。

 しかし……この荷物を持っている事を考えると、知り合いに会いたくないな。万が一中身を見られた時には、男ならその場で口封じしてしまいそうだ。


「お? クルスじゃねーか」

「むっ」


 この軽薄そうな声は……。


「おや、友人と楽しく買い物帰りか何かかい?」


 ジオがむぐむぐ口を動かして何やら棒に刺した肉の様な物を二、三本持ちながら、ゆらゆらと左手を挙げてこちらに向かって歩いてくる。


「ジオか。その通りだよ」


 うん……買い物の内容が少々特殊だった事以外はな。


「こちらは冒険者でハンター技能持ちのラタトスク。ラタトスク、彼は冒険者で槍使いのジオ。ランクは私と同じだから、いかにも軽そうな男に見えてかなり強い」

「軽い男って……お前なぁ。あー、よろしくな、ラタトスクちゃん?」


 軽く引きつった様な顔で笑うジオ。仕方ないだろう、お前を表す最もわかりやすい形容詞がそれなんだ。


「あ、呼び捨てでいいっすよ、長い名前なもんで。こちらこそよろしくっす」


 ぺこりと礼儀正しく頭を下げるラタトスク。二人共口調や態度から軽く見られるのだが、結構マナーはある。


「……ところで、何を食べているんだ?」


 ジオにラタトスクを紹介し、さっきから気にしていたことを聞く。視線の先は彼の手に握られた肉の刺さった棒である。


「お? これか。そこの店先で焼いててなぁ、ウマそうな匂いだったからつい買っちまった」


 確かに通りの隅で美味しそうな匂いのする食べ物を焼いているのが見える。なんだろうあれ。匂いは豚に近いが。じゅーじゅーという肉の焼ける独特な食欲をそそる音に、胃袋が反応してしまう。

 こうしたグルメも興味はあるんだが、ただこの世界だと衛生観念とか少し怖くて手を出せないんだよな。そもそもイニテウムには殆ど無かったが、アルバに来てからはちょくちょく見かける。

 別に食中毒であっさり死ぬほど柔な身体ではないが、腹痛になるのは嫌だし。風呂などを考えるとマシな方ではあるんだが、流石に日本レベルを望めるはずもない。


 だがこうして間近でお腹が空く匂いと、脂が弾ける音を聞いて、知り合いが美味しそうに食べているのを見せつけられると……正直食べてみたい。

 ごくり、といつの間にか出ていたらしい涎を飲み込み、喉を鳴らしてしまう。……はしたない、ちょっと恥ずかしいな。


「喰うか? ちょっと買い過ぎちまってな。これで三本目なんだ」


 そう言ってジオが食べかけ以外の残りの二本を差し出してくる。これは悟られてしまったかな?


「ん……ありがたく頂こうかな」


 くれるというならもらおう。少々先ほど疲れることがあって小腹も空いているしな。

 ありがたくジオの差し出してきた串を受け取る。


「おぉー、ありがとうっす、ジオおじさん!」

「んがっ……」


 喜びを露わにして串を受け取りながら、ラタトスクの無邪気な一言がジオのハートをクリーンヒットした。がっくりとその場に膝をつく。

 まぁ一回り近く違ってくれば、普通におじさん扱いだよな……。


「元気出せ、ジオ。私はお前はまだまだ若いと思うぞ」


 何者かに鳩尾に突きでも食らったかのように蹲るジオの肩をぽんぽんと叩きながら慰める。


「……でもお前この前、おっさんって言ってなかったっけ」


 ……チッ。

 年をとるとどうでもいいことまでしつこく覚えているようだな。


「なんだ今の舌打ち」

「気にするな」


 適当に場を誤魔化しながら、受け取ったお肉を口に運ぶ。

 はふっ、んっ、熱いな、まだ焼きたてだ。

 口元を手のひらで覆いながらモグモグと咀嚼する。


「ちくせぅ……俺だってまだ二十代なんだ……十分若いんだぞー……」


 スルー。よく噛んで、飲み込んでから素直な感想を口にする。うーん、なんだろうこれは。牛の味ではない、豚に近いが厚さの割りに柔らかな歯応えだ。だが、それにしてもこれは……。


「んぅ……ふぅ。脂が甘いな、肉質も見かけよりも柔らかいのに、程よく噛みごたえがあって楽しい。箸でも頑張れば切れそうだな。塩も良く効いてるし、肉汁と味が混ざりあって美味しいぞ」


 あえて言うなら塩の味が少々強いが、久しぶりの濃いジャンクな味付けの食べ物に自然と顔が綻ぶ。

 高級感のある肉とはまるで違うが、こうした野性味のある味もまた悪くない。野外で食べるバーベキューと店で食べる鉄板焼はまた別物という訳だ。

 少し筋が気になるが、十分許容範囲内だ。最後飲み込んでしまえば気にならない程度だな。


 こちらに来てからあまり食事に関しては満足できる事が多くなかったため、純粋に嬉しい。この国は割りと食事が質素なのだ。やはり偶にはこういうのが食べたくなるな。

 おっと、脂が唇についてしまった。手で隠しているし見えないからいいか、舌先でちろりと舐め取る。


 私の言葉を聞いて、拗ねて地面に指先で円を書き始めていたジオが顔を上げた。


「そりゃよかった。……ところで、箸ってなんだ?」

「あぁ、地元で使っていた食器なんだ。気にしないでいいさ」


 もう使いそうにないしなぁ。……しかし、お肉を食べるとお米を口にしたくなるのは日本人の性なんだろうか。どこか物足りなく感じていまう。パンじゃないんだよなぁ、求めているのは。


「んまー」


 もぐもぐと口を動かすラタトスクは実に美味しそうに肉を次々と口にしている。そのほうが純粋に美味しそうだな。

 周りを見ると、他にも色々と料理を出している店があって、中には出店のような形で料理を売っている所もある。いつもはこの辺りの道を通らないので気付かなかったが、勿体無いことをしていたなぁ。まぁ、個人で来ても手を出したかは分からないが。


「この国の食事に関しては正直あまり期待していなかったんだが、この町ならこういう食べ物もあるんだな」


 全体的にゲルマン……いやプロテスタント系に近いというか、贅沢を嫌う食事が多い印象のある国だった。グレードの高めの宿でもスープやサラダ、後は多少柔らかめのパンにソーセージなどの肉が着く感じだった。まぁ、田舎というのもあったのだろうが。

 私は血まで使ったブラッドソーセージなどがそこまで好みではないのもあって……あまり肉汁が多いのもダメなんだよな、私。血を使って戦う奴が何を言っているのかと思われるだろうが、でも食べるのは別なのだ。


「昔はそうでもなかったんだが、共和国との国交が強まってからはどんどん面白いもんが入ってきてるな。ここは共和国からすれば王都の道中、つまり近い位置にあるから、結構影響が強いんだ」

「共和国というと……獣系の亜人の方が多く住まう国だったか。それぞれの種族から代表を出して統治していると言う」


 別に純人種……あぁ、私達の様な特に何も混じっていない人間な。……私は最近微妙かもしれないが。が差別されているということもない。ただ国政に関わることは出来ない。

 国民性が明るく陽気な人が多く、食事も種族によって多様で面白いと聞いたことがある。


 獣人は獣としての血が濃い一族ほどその特色が表に出るらしくて、顔が完全にライオン、とか全身毛がもふもふしている、なんて獣人の方もほんの少しいるとか。私がこれまで会ったのは耳や尻尾に出る程度の人ばかりだったが、それはそれでいい……あ、いやなんでもないぞ。そう、どっちもありだからな。

 ……ん? 何かおかしいような。


「あ、私もそこの出身っす。確かマルコ君もそうだったはずっすよ」

「へぇ、そうなのか」


 思考が嗜好の渦に飲まれかけたが、ラタトスクの言葉に意識が引き戻される。


「こう見えて、結構いいとこの出なんすよ? でもあんまり血が濃くでなかったもんで、こんな感じっすけど……代わりに好き勝手させてもらってるっす。跡継ぎの兄様はいかにもって感じのげっ歯類顔っす。こう、前歯が二本長くてー」


 むにー、とふっくらした愛らしいほっぺたを引き伸ばす様にして伝えてくるラタトスク。

 ちなみに父親の顔はまんまリスらしい。……それって、かなり可愛いんじゃないだろうか。むぅ、聞けば聞くほど一度は行ってみたくなるな、共和国。


「昔から国交自体はあったっすけど、関係が親密になったのはここ二十年くらいっすね。それまではこうしてこの国の都市にーなんて考えられなかったらしいっすよ」

「安全ルートが見つかったからだな。今までむしろ一番危険地帯だと思われていた、ラーミャ樹海とドラグネス山脈の間に、両方の魔獣共が姿を現さない領域があるってことが分かったんだ。まぁ、それでも最初は警戒されてあまり使われなかったが、他人より多く稼ぐチャンスって奴に商人は敏感でなぁ。色々やって安全を確かめてからは普通に使われてるな」

「……未開地の間を通っているのは知っていたが、そうして改めて聞くと本当に安全なのか不安になるな……未開地なんて、近づかなくて済むなら一生行かないほうがいいと思うし。あそこは人類の常識が通じる場所ではないからな」

「まーな。とはいえ、本来の冒険者の役割を考えれば、そういうわけにもいかないんだが……あんな場所、深層以降は中級以上の冒険者でもぽんぽん死にかねないしなぁ」


 まず、未開地に存在するのは怪物ではなく、独立した種族である。

 怪物として見たことがあるような種族の相手もいるが、怪物ではなく一つの生命として存在している。

 女神から説明を受けた今となっては、怪物はこうした未開地の存在を模倣した者である可能性が高いんじゃないかと私は思っている。


 当然怪物よりもどいつもこいつも頭がいいので危険だ。怪物共はある程度行動にパターンがあるから、慣れると危険度はそこまででもないのだ。

 呼称としては怪物以上の思考力を持つが、必ずしも魔物クラスの力があるかは分からないので、総称として"魔獣"と呼ばれている。特定の種族で有名な呼称があるものは別の呼称で呼ばれるが。


 決定的な違いとして、倒した相手が瘴石へと変わることがないので素材などを取ることができる。

 ただ私は剥ぎ取りとかできないので、あんまり行っても旨味がないし面倒くさい。討伐や詳しい知識のいる採取目当てで行くならそれ専用の人員を雇うか組む事になるだろう。

 更に言うと怪物なら瘴石で安定した稼ぎになるのでわざわざ冒険者からすると危険な未開地にて稼ぐ理由が薄い。レアな物の価値は凄いけどな、危険度も凄いわけだが。


 次に強力な魔物の存在。魔物が生まれ意思を持った時、近場の村や町を襲う、迷宮の奥地にて潜む、未開地に逃げ込むという概ね三パターンの行動を取ることが多い。

 更に言うと、人類の勢力圏から逃げるという行動が直ぐ様取れる辺り、その個体の知力が高い事が多いので、非常に危険な相手でもある。


「人類の文明圏を広げるため、だったか。いつしかそれが保守的になり、瘴石の補充が重視されるようになったんだったな」

「ようするに尻尾巻いて逃げたっつうだけなんだがな。藪をつついたら蛇が出た所じゃ済まなくなって、今ある勢力を保持することにしたわけだ」


 冒険者は本来こうした未開地を切り開いて人類の文明圏を広げるのが仕事だったのだが、かつて未開地に下手に手を出した結果、未開地から出てきた強大な魔獣によって国が一つ滅びた。それを押し返すのに大層苦労したという事例があるので、保守的な方向にシフトしたという事情がある。

 元々開拓もほとんど進んでなくて被害の方が大きかったらしく、ちょうどいい契機だったのだろう、滅びた国には悪いが。


 なんにせよ、人の理が通じる場所ではない。独特の自然環境や迷宮で見ることはまず無い魔獣の存在など、人類圏から離れれば離れるほどに常識の通じない土地となる。

 唯一人類に取ってプラスとなるのは、未開地から魔獣達が外に出てくることが少ないということだろうか。

 こうした魔獣への対策のために、未開地のそばの都市は高位の冒険者が一定数待機している。アルバの場合は冒険者が居着くには好条件な土地である為、元から高位の冒険者がそれなりにいるのであんまり多くないみたいだが。


「で……大丈夫なのか? その、共和国とアルバの間の安全ルートというのは」

「今のところは特に問題は出てないみたいっすよ。多少は魔獣が迷い込みことはあるらしいっすけど、殆どは小物っすね。まぁ、うちの国は割りとのんびりしたところがあるんで、問題が出てから動くんじゃないっすかね。国交がもたらす利益もかなり多いっぽいですし」


 横着して護衛殆ど無しで出た商人が喰われたーなんて話は偶に聞きますけど、とラタトスクがしめる。

 まぁそれくらいなら、普通の道でも軽い表現として行方不明になる者はいくらでもいるからな、甘く見ていたその商人が悪い。三十年近く使用されて大丈夫なら、そこまで危険ということはないのだろう。今後は分からないが。


「しかし、未開地か……明日は樹海の浅層に行くわけだが、メインウェポンがないと少々不安だな。……仲間を集めたい所だが、そもそも集まらないから依頼された訳だし……」

「えっ! 明日出るんすか?」

「そうだが……何か問題があったか?」

「いやぁ、一度出たら三日は休みたい所なんで、良く一日休むだけで行けるなぁと感心してた所っす……」


 私は何分耐久力の化物なので、相当ボロボロにならない限りは一日も休めば十分だったりするのだが、普通は対して怪我などをしていなくても三日程度は休むものらしい。

 命をベットにした仕事なので、しっかり休息を取ってベストな体調で冒険に出るのが普通だそうな。

 とは言えこれまでこのくらいのペースでやっても平気だったので、特に変える気はなかったのだが……。


「アムの事を考えると、少し休みを増やしたほうがいいだろうか……」


 私が冒険にでかけている間は当然アムのことは構ってあげられないわけで……。

 話によるとアムとあった時に一緒にいて事情を知っているアルジナやクランが、暇な時に遊んであげてくれているらしいのだが、仮にも引き取った私があまり一緒に居られないというのはどうなのだろうか。

 少し考えたほうがいいかなぁ。


「ん、クルス、お前未開地に行くのか」


 冷めてきて少し味の落ちた肉串を齧りながら、アムの事を考えていると、ジオが話しかけてくる。


「あぁ、依頼されてな。そのつもりだが」

「実は、俺も依頼を受けてな。浅層と中層の間で冒険者パーティーが一つ行方不明になったらしくて、そいつらの知り合いに依頼されて確認に行く予定なんだよ」

「……行方不明、ね」


 要するに、全滅確認ということになるんだろうな。冒険に出てから何日経ったか知らないが、帰ってこないと認識された時には大抵手遅れなのだ、こういうのは。

 無論、生きていたほうが良いのだが……。もぐもぐ。


「俺ともう一人、信頼できる奴と一緒に入る予定だったんだが……どうせ行くならお前の依頼次第では一緒にいかないか? 依頼報酬は互いに受けた依頼の方のみで」


 共同で依頼を達成しつつ、報酬の方にはお互い手を出さない、か。

 果たしてジオともう一人と一緒に行くことと、中層に僅かでも足を踏み入れることが釣り合うかだな。こいつの腕は信用できるので問題ないし、何の信頼関係も無い奴と未開地に足を踏み入れるよりはずっといい。

 だが、今の私は剣を所持していないし、むしろ足手まといになる可能性もある。一人なら逃走という手段も取れるが、集団だとそれも取りにくい。むぐぐ……むぐむぐごっくん。


「なんでも浅層と中層のちょうど境を跨ぐようにある花畑に採集に行ったらしいんだが、今日で五日近くになるらしい。ある程度早く出てくれってんで、先ほど依頼を受けて明日には出るつもりだ。準備不足じゃ何かあった場合、俺達も二の舞いを演じかねないからな」

「……そこ、私の目的地だな。ちょうどいい、一緒に行こうか」


 目的地が近いなら行ったほうがメリットが大きい。

 もしや棟梁の依頼を受けた他の連中が何らかの原因で帰ってこずに……いや、そもそも素材が取れる場所なら普通に依頼があってもおかしくないな。棟梁も今日まで来なかったからと直ぐ様他の人間に行かせることもないだろう。別の依頼かな。もぎゅ。

 ……ふぅ、ご馳走さまでした、と。


「おっしゃ、んじゃ、明日の朝、町の北口に集合な。準備出来たらでいいけど、あんま遅くなるなよ」

「私は時間はしっかり守る方だ。ジオ、お前のほうこそ昼辺りに寝過ごしたーなんて言ってくるんじゃないぞ」

「いやぁ、俺だけなら不安だけど、もう一人いるから大丈夫だって」


 あっはっはーと首筋を擦りながら言うジオ。


「……一人なら不安というのはどうなんだ。全く、いい年した大人が」


 食べ終わった串をビシっとジオに向けつつ、言い放つ。


「ぐっ……いい年とか言うのはやめれ」

「いや、それは流石に過剰反応過ぎないか? 別におじさんとか言われたわけじゃないし……」

「うぐぐ……最近は年って聞くだけでダメージが……」


 あ……こいつ思ったよりナイーブな奴かもしれない。これで三十超えたらどうなってしまうのだろう。案外逆に大丈夫になるのだろうか。


「全く……ところで、この肉って何の肉なんだ?」


 串をふらふらとさせながらジオに問う。思ったより美味しかったのはいいのだが、牛という感じはしないし、豚とも少し違う気がする。勿論鳥ではない。


「ん? 樹海産らしいけど……聞いてくるか?」

「……やめとこう」


 ……美味しかったし、まぁいいか。あまり考えないほうがいい。正体を知ってしまうと進んで食べる気はしない……というのも嫌だしな。でも味はいいんだよなぁ。

 今日は色々あったな……さっさとお風呂に入って諸々洗い流し、精神を安定させるとしよう。


「ところでその袋何なんだ? なんか大事そうに抱えてるけど」


 ほう……それに触れるか。


「あぁ、それはパン」

「ラタトスク、待った」

「パン……?」


 いきなり味方から一撃必殺をくらいかけたが、間一髪インターセプトに成功する。


「……この袋の中身を見た時、お前には死んだ方がマシな災いが降りかかるだろう」


 そう、パンドラ的な。


「こわっ!? 呪いの品かなんかか!?」


 呪いだぞ。主に物理のな。



Q 女神が元は怪物おらん言うてたけどどういうことよ?

A 怪物はいなかったけど、元となった生き物はいたよ! そいつらを真似て神魔が対人間の兵隊にしてたよ! そのせいで元の種族の人間の仲も悪くなったよ! ホント神魔ってろくな事しないよね! ってことで一つお願いします。

 オークなんかの生殖行動は元となった種族のを真似たもので、外に出ると神魔の支配から外れるので本能に従って行動します。

 どっちにしろ当時は人間と神、悪魔の勢力が強かったんで元の種族も端に追いやられてました。

 尚、合流しても同種族と認められることはないです。怪物は怪物。魔獣は魔獣。主な違いは瘴気で作られた肉体かどうかです。

 魔物は別カウント。あれは世界のバグ。


あ、はい。思ったよりもこちらで考えている設定が広がってきたんで、こっちのほうが面白そうなんで少々仕様変更しました。申し訳ないです。

まぁ、とはいえクルス君が未開地とどの程度関わるかは……。


後更新なのですが、二日に一度程度と考えています。筆が進めば連日更新できると思うのですが、文量は余り変わらないと思うので変に区切るより二日かけて考えた方が良いものに仕上がると思うので。

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