表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アクティブアフタースクールレコード  作者: プリンシプル
2/11

第一話

最初は書くつもりがなかった部分が思うとこあり1話分として出しました。サブタイトルは一応仮として最終的な話数が微妙になってしまった時は考え直すつもりです、できればこのままうまくまとめたいとは思ってますが。

 さて、今回問題として考えられるのは3つ、そのうちアタマ二つはまぁなんとでもなるだろうと踏んでいる。


 肝心なのは最後であるが......


 大丈夫だ負けるつもりは毛頭ない、勝算のない戦いは挑まない主義だ。勝率が低いのであれば上がるように行動すればいい、考えろ一パーセントでも勝率が上がる方法を! 勝ち取る術を!! 


自問自答していた思考はいつのまにか熱を帯びていた、勢いだけで動けば足をすくわれる。


 「大切なのは冷静判断と相手にこちらの隙を見せないこと、そして丁寧な話し方だ」

これが自分への課題であり、重要なポイントだと考えている。


 あの計画を閃いた時から戦いは始まっている、時間は無駄にできない


まずやるべきことは......



 三年間この学校に通っていてもここへ来ることはほとんどないであろう学園長室。


 いつも笑顔で誰からも慕われる学園長がいる部屋、自分は「ラスボスの部屋」だと思っている。


 扉の前で深呼吸を一つ、心を落ち着かせ静かにノックをする


「はい、どうぞ」


「失礼します、学園長少しお時間よろしいでしょうか?」

扉を開き中を覗き込むと作業を中断した学園長がにこやかに迎え入れてくれた

こちらを歓迎しているように見えるが表情だけではこの人の感情は読み取れない


 「久しぶりですね、ここで話をするのも」


応接用のソファを勧められたが長居するつもりはないので丁重にお断りした。


 「あなたも今年で卒業するのですね、寂しくなるわ」


このまま放置しておくといつまで話し続けるかわからない自分は世間話をする為に訪ねてきたわけではないのでさっさと用件に入らせてもらう。


 「よろしいですか? 学園長」


「そうでしたね、何かお話があるとか?」


 本当にこの人と話すといつも調子が狂う、というかやり辛いお互いにマイペースで相手のペースには合わせる気はない、という共通項があるからなんだと思うがなにより経験値の差であちらに分があるからだろう。


 似た者同士は得てして戦い辛い相手でもある


自分に足りない部分は勢いで押して行け!心に言い聞かせながら話を続ける。


 「現在建設中の用具倉庫の2階、あのスペースの使い道を生徒達に委ねてみませんか?」 

 学園長は少し考え込むようなポーズをとりながらも、また話を逸らす


 「その情熱をほんの少し勉学に向けてくれれば学年トップになれるとは思いませんか? 」


 「そんなものに興味はありません。」

 その他諸々と反論はあったが、これ以上面倒なことになる前に無理矢理にでも話を戻す


 「学園長、話を逸らすのはやめてくれませんか? 」


「それは残念です」

 学園長のにこやかな表情はこちらがヤキモキしているのを楽しんでいるようにしか見えない


 「それでは、ジャンケンをしましょう。あなたが勝てば要求を呑みます」


唐突の提案だが驚きはない、この人はこうゆう人なのだとわかっているから。


 未だペースは相手が掴んでいる、こちらが少しでも優位に立つには時間がいる


 「ジャンケンとは、シンプルかつ平等な争い方と思われていますが相手より精神的に優位に立つことでその勝率は格段に上がります、1に相手を不安にさせる言葉を伝える、2に――」


 「時間稼ぎはもういいですか? 行きますよ」


 適当な口上で相手の気を逸らす作戦はあっけなく見破られてしまう。


仕方ない、後できることは......


 「自分はパーを出します!」


学園長に手の平を見せて宣言して見せたが相手は一瞬の躊躇もなくジャンケンのコールが成される。


ジャン、ケン、ポン!


学園長はグーを出し、自分はパーを出した


 「あなたの勝ちですね、ではあの場所の使用に関してはあなたを生徒代表として一任することとします。」


 ジャンケンは勝てたが勝負には勝った気はしていない、悔しいが学園長の思惑を知る為素直に聞いてみた


 「学園長、今の勝負ご自分が勝っていたらどうするつもりでしたか?」


 「そう、ですね......この件は生徒会にお任せしてあなたには生徒会を説得して承諾を得てもらいます。」


その方が私を落とすより簡単でしょう?


そう言い放つと学園長はころころと楽しそうに笑った。



 結局最後までこの人には敵わなかった、釈然としないものを感じながらも目的は達したので学園長室を後にした。


 この先この人に勝てる日は来るのだろうか?卒業すればもう関わり合うことはないのだから、そんなこと考えても意味はないが......


 さぁ、気持ちを切り替えて次は生徒会だ。

主人公たちが勝手に話を広げて地雷を落としていくのでどうやって回収するのかまだ決まっていない現状で大変です。結局はそれを採用した作者のせいなのですが。。そして何かゆるい心理戦的なことして遊んでいますが、次も似た感じで進んでます、もう少しお付き合いください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ