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#8 オカザキさん家のゆー君誕生事情

来る12月10日、僕とゆー君はめでたく誕生日を迎え、彼は5歳、僕は3●歳となった訳でして(まぁ、伏せる意味はまったくないアラサーおっさんですが)


今でこそ、子育てパパを売りにしてますが(え?)

ゆーくんが生まれる前までは、それはそれは散々なお父さんでした。ゆー君が生まれる事で変わった環境で、僕自身の中で気付いた事があったような気がします。今回はそんな話。



ゆー君が生まれる前の僕は、仕事に忙殺されてました。

当時、僕はグループホーム勤務でした。正式名称は「認知症対応型共同生活介護」

9人までの入居者様が共同で生活する、在宅環境です。まぁ、介護保険のグループホームは、ですけどね。


で、この時、僕は夜勤も有り、早番でも23時頃帰宅というのもザラでした。


相方、曰く

「寝るために帰ってくる感じよね」

と。


たしかに、僕もそう思いました。


そしてゆー君の妊娠が分かった時、

長女なっちゃんは2歳。

家にいない僕にはなつかず、すっかりお母さんっ子。


相方も入院しないといけないので、なっちゃんのお風呂を……と思っていたのですが(最初はしてたんですけどね、本当に生まれた直後だったと記憶してます)

この時期のお風呂はすっかり拒絶。


「お父さんは嫌ーーーーーーーーーーーーーー!」


うん、清々しいまでの拒否っぷり。

言ってみたら、なっちゃんにとって僕は、家族という名札がついただけの他人だった訳です。まぁ、その間、介護支援専門員の資格取得とか、全くなっちゃんの顔を見ようとしなかったダメ親父がいた訳ですが。


僕もそれを見逃してきていた訳ですが。

でも、相方が出産の為の入院となったら、それどころじゃない。

相方のお母さん、僕にとっての義母が応援に来てくれる事になってはいましたが、今のなっちゃんが別人ってぐらいに、人見知りMAXでした。


どのくらい?


んー、慣れるまで2〜3時間。

つまりお客さんが来たら、帰る頃にようやく慣れる、って感じです。

そんな彼女ですよ。

お父さん、頑張るしか無い。そして頑張った!


正直、相方が言ってもらえるくらいには頑張ったと思います。


そして、ゆー君誕生ですよ。

本来は12/3予定日(ってさっき、聞いたw)

それが遅くなって、僕と同じ誕生日になったという。


こいつ狙って出てきたがったか? という疑惑が湧いたゆー君です。


ゆー君が生まれて、僕の何かが遅かったけど変わった気がします。

男として、仕事に没頭して稼ぐという事も1つなのかもしれないけれど、残念ながら介護職というのは、そこまでではない。いや、僕は誇りをもって仕事をしていますけどね。


僕にとっての価値観は、相方であり、家族だったんです。それに気付けたのが、ゆー君が生まれてから、だった、と。


間もなく、僕はこの法人を退職して次の職場に移ったのは、そこらへんが原因だったりします。

まぁ、その転職先も結局は、自身の仕事以外を消化しなくてはいけない羽目になり、擦った揉んだの末退職し、現職へというロードマップで自分自身げんなりだったりしますが。


娘ちゃん曰く

「前の会社より、お休み多くなったねぇ」

と満面の笑顔。


価値観は人それぞれ。

それに対して、押し付けをしようとは思わないのですが、ただ1つだけ。


せめて、家族の顔を見て話せる余裕を。

それだけは持っていたいな、と。


そんなゆー君ですが、現在、39.3度……。

マジか??!!!


相方と絶叫しつつ、様子見の夜になりそうです。

本人はいたって元気なんですけどね。明日、速やかに受診予定。

皆様も体調はご慈愛くださいませ。それでは!


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