#37 オカザキさん家の夏休み事情
オカザキさん家の夏休み事情
やっとですよ。
やっと!
夏休みが終わりました。
僕は仕事柄、平日休みや夜勤入りが多いのですが、夏休みの長女なっちゃん、学童に行ける時はいいが、そうで無い時は悪魔の宴でしかない、ハイパーテンション。
それはもう、てんやわんや。
ですが、その前に書く事があります。
この夏に、災害にあった被災者の皆様、心より早期の復興及び安寧の時間が訪れます事を。今回、広島の災害は、自身の居住地から10キロも離れていないだけに心が痛いです。実際、僕の勤務する医療・福祉事業の法人では、入浴スペースの無料開放を行っています。できる事は限られていますが、できる範囲でできる事を、と考えています。
という事で公休日に入浴開放ボランティアに出た夏でもあったのですが、それと同時並行して片付けないといけない案件がありました。
さすがですよ、なっちゃん。
我が娘。
順調に宿題、やってなかった。
「がんばってるよ〜(プールを)」
なにか言いましたか?
「がんばってるよ〜(ゆー君のお世話)
なにか言いましたか?
「がんばってるよ〜(卵焼き焼けたよ)
お父ちゃんを最早超えたクオリティーだけどさ!
「がんばってるよ〜(農園経営ゲームを)
トマトの観察日記つけろよ!!!
「がんばってるよ〜(お風呂の掃除を)
お…おぉう、がんばったな…。
頑張ったのは認めよう。認めるさ。認めますとも。
だけどな。
宿題、なんで虫食い状態で中途半端なんだ?
学童保育で宿題の時間があったはずじゃないか?
「宿題もっていくの忘れた。えへ」
えへじゃないっ!!!!!!!
読書感想文、お友達がどうやって書いたか聞いてこい!
「まだ終わってないの? って言われたら恥ずかしいから、ちょとねぇ……」
ちょっとねぇ、じゃないだろ!!
やれ、今すぐやれ!
息する暇あったらやれ!すぐやれ!すぐ!
「やれやれ。息をしないと死んじゃうよ」
冷静に返すな。そんな上手い返答を期待したんじゃない! 宿題だ! 宿題を!
「んー。今ちょっと気分じゃなくて」
夏休み最終日に、何をほざくかぁぁぁ!!!!
「でもお父さんさ」
「なんだよ?」
「なっちゃんの誕生日の8月31日さ」
「…………」
「夜勤だよね?」
す、スイマセンでしたぁぁぁ!
公休希望いれるの忘れていたお父さんです。ゴメン、って言うけど今は関係ない。宿題を、宿題をだな!
「夜勤」
宿題を……
「夜勤」
その前にお祝いしたじゃん。ゴメンてちゃんと言って、ワンランク上のレストランでさ、なっちゃんのお祝いしたでしょ? 君、一人でサーロインステーキ食べて「幸せうふふふ」って笑ってたじゃん。ゆー君もお子様ランチで「幸せうふふ」だったけどさ。お父ちゃん、君が夏休みの間、プール当番だ、君の相手だで休みほとんど無かったんだぜ? 少しは許せ、許せよ。
「夜勤がんばってね」
……ハニー、このタイミングでその笑顔でホッペにチューされても、宿題をしないといけない現実は変わらないぜ?
この後も、宿題応酬合戦は続いたのでした。
教訓。
なっちゃんには宿題予定表とTODOチェックリストが必要だと感じ、燃え尽きた夏……。
世のお母さんは凄すぎる。子どもたちの感性や性格のあるんでしょうけどね。
夏休みを支えて頑張った大人の皆さん、お疲れ様でした!!!
冒頭でも書きましたが、被災された皆様がいち早く傷が癒えて、平穏な生活を取り戻す事ができますように。該当地域の小学校では、まだ授業が再開されていません。そしてこれからが戦いなんだと思います。できる範囲の支援を、と思います。どうかこれを教訓により防災についての議論が活発になります事を。