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#36 オカザキさん家のお料理グッズコーナー事情

子どもをスーパーに連れて行くと、目移りってありません?

オモチャコーナー、お菓子コーナーって鬼門だと思うのですが、我が家的に鬼門コーナーを発見しました。


お料理グッズコーナーです。

今ってアイディアグッズがたくさんありますよね。独身時代にこれ欲しかったよ!みたいな。


電子レンジで炊飯できる茶碗とか。

手を濡らさなくても米を研げるとか。


「いらないでしょ」

と相方さん。


「いらないし」

なっちゃん。


「いらなぁい」

ゆー君。



えっと?

お父さんは敵認定ですか?


と、そこでゆー君が突然、目を輝かせました。

むしろ、オーラを感じるぜ。

手におもむろに取ったのは、お玉とフライ返し。


「お父さん!」


はい?


「これ欲しい!」


えっと?


「これで料理手伝う!」


えっと?


「……買ってあげてもいいかな?」


と相方さん。

オモチャとかお菓子ならねぇ。


「ワガママ言うんじゃありません、ゴラァ!」


って言えるのにねぇ。

キラキラした目で、


「これでお料理するよ!」


って言われたら、どうしようもないよねぇ。

すると、便乗してきた小学生がおりました。


「なっちゃんも!」


2セットもいらねぇよ。と思ったが、そこは内緒。案の定ケンカが始まる。


「これはゆー君の!」

「なっちゃんにも使わせてよ!」

「ダメ!」

「二人で仲良く使えばいいんじゃない?」


助け舟を出す相方さんナイス!


「そうだね。子ども達同士で使おうよ!」


となっちゃん。ここらへんは姉ナイス。車降りるまで不機嫌だったのがウソのようである。実はお腹が空いていたらしい。


空腹でイライラとは、お前は俺か。

(空腹でイライラしたお父さんは、よく相方さんにお菓子を口に放り込まれる)


「じゃ、お父さんにも貸してよ?」


二人揃って、さっきまでの喧嘩が嘘のように、言葉を合わせてくれました。


「イヤ」


ありがとう、清々しいまでにテンプレな反応だよ。バカヤロー。

オカザキ父さんは、血の涙を流したとか流さなかった、とか。




 

だから全国のお父さんをイタワレ!

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