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#28 オカザキさん家の相方さん入院事情(試練編)

さて、昨日、入院した相方さんです。

診療計画及び同意をしてきました。

しかし驚いた事に、相方さん。同意書に僕が印鑑を持ってきたことに、ビックリしてました。


「え? 必要なの?」

「あ、当たり前でしょ! 同意書だよ?」


先生が苦笑いしてましたが。

同意書ってのは契約書です。インフォームドコンセント(説明と同意)を行う事は医療職に求められて────というか、最低限の責任ですが、患者・家族にも情報の選択をする責任があると思いますが。

まぁ相方さんのおおらかさとマイペース故、かなと思ったり。

事前に話してなかった僕も悪いですね。ごめんね、とここで謝っておく。


さて先生の方針をかいつまむと。

・卵巣の腫瘍を取り除く手術です。

・片側が肥大しているので取り除きますが、開けてみないと片側のみの摘出なのか、それ以上なのかは分かりません。

・子ども、まだ作りた意志ある? あぁ、あるのね。よしもう一発ガンバレ!(どう反応していいのか分からなかった僕ら)

・麻酔は部分です。

・術後、感染症対策で抗生剤を点滴します。

・2〜3日はネタ機に近い状態で、尿道留置カテーテルを挿入します(排尿を管を通して促します)


もっとあったのですが、概略はこんな感じです。


手術日は、夜勤等の調整で立合いができず。ちょっと後悔していたのですが、


「手術中はできる事は何もないしね? なんか管とか色々はいってたら、ショック受けそうだし」


職場で患者さん相手だと割り切るけど、相方さんには割り切れないのは……相方さんが、見越してくれてました。


プラス、明日明後日の勤務を考えて、義父・義母になっちゃん・ゆー君を預けるよう手配してくれました。

土曜日はなっちゃん、学童保育が17:00までで。普段も使わず、お留守番をする事が多くて。


という事で、何年ぶり?

一人の夜です。あ、猫の雪さんがいますが。

別れ際、チビズがぎゅっと抱きしめてくれました。

ものすごい、甘えっぷりで。

でも、イヤイヤとは泣かなくて。


やばいなぁ。二人とも大人だよ。

えらいよ、本当に。


そういえば、なっちゃんの病室を出る時、相方さんに向けた言葉が忘れられない。


「離れていても心は一緒だよ」


なんで僕が泣きそうになるんだよ。



























そうしたら、なっちゃん、さらにトドメをさした。


「生きても死んでも、心は一緒だよ」






マテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテマテ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



殺すな! 僕が立ち直れないわ!!

脱力。

何か言おうと必死なんだろうけど。

言葉を一生懸命伝えたくて、ね。

わ、忘れられないね……。


いやむしろ忘れようか。

うん、そうしよう(苦笑)

という事で、忘れてください。


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