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#23 オカザキお母さんの手人形事情

さて、今回はコレです。


挿絵(By みてみん)


呪い人形じゃないよ?(笑)

いや、少し離れるとかなりカワイイんですけどね。

本当に本当だよ?!



僕も相方さんも学校は違うのですが、幼児教育過程を履修しまして。

写真は、そのときの相方さんの制作物。

どうやら、その当時から腹話術モドキは、十八番のようで。


「君って、学生時代から変わらないんだねぇ」


「えへへ」


と、そんな会話をしておりました。



さて、今日できたての、こんなエピソードから。


なっちゃんは二年生、ゆー君は保育園年長者になりました。

おっとりおだやかなゆー君も大人の階段を登りつつあります。

そこで勃発するのが、お姉ちゃん大好きっ子のくせに、お姉ちゃんに喧嘩をふっかけるようになりました。


まぁ彼にも理由はあるようで、

「なっちゃんが勝手に僕のを使った」

「なっちゃんがイジワルをした」

「なっちゃんが(お父さん母さんに)嘘をついて、僕を悪く言った」

エトセトラエトセトラ。


そんな訳で喧嘩になるのですが、口ではスーパー二年生(癇癪スキル)をもつなっちゃんに勝てるはずもなく。

ゆー君は反論するより先に、物を投げたりをするようになって。

あれ? これはいけないなぁ、と僕が出ようかと思ったら、相方さんが手人形をおもむろに手にはめ、行動に移したのでありました。


スチャ。

装着した効果音をつけてあげたいぐらい。軍手でできた布製品ですけど、何か?(笑)



以下、ゆー君と手人形さんとの会話。


『こら、ゆー君。モノをすぐ投げちゃダメでしょ!』


「だってなっちゃんが!」


『なっちゃんが、じゃない! 君はお口でイヤな事はイヤって言わないとダメじゃないか』


「イヤって言ったもん!」


『イヤだけじゃ何がイヤなのかわからないでしょ、まったく。何がイヤなの?』


「なっちゃんが、僕の使ってたおもちゃとったんだもん!」


『僕のおもちゃとらないで。それボク使ってるのって言ってごらんよ』


「えー?」


『言えるよ、ほら言ってごらん』


「……なっちゃん、僕のおもちゃ、とらないで」


「へーい」

 ※コイツが元凶の反省ゼロの二年生の返事。


『よく言えたじゃないか。スゴイ! チューしてあげる。チュッ』


「へへへ」


 と笑うゆー君。人形にキスされてご機嫌になったのでした。

てか、それで懐柔(え?)できる相方さんがスゴイ。スゴイよ、あんた。


生放送でお伝えしたいぐらいに。

子育ては時として、正攻法ではまかり通らない時があって。

相方さんはさすがだなぁ、と感心しながらポテチを食べていたお父さんです。(ダメじゃん!)





追伸。

職人ゆー君は、えらく手人形さんが気に入ったようで、この後ニコニコ満面の笑顔でお人形さんを解体していました。


相方さん、絶叫でした。

うん、何気にホラーでしたので、その現場の写真は割愛させて頂きます(笑)^_^

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