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#20 オカザキさん家のなっちゃん本気事情

転職して、現在の職場にきたのが去年の11月から。夜勤始めたのが、今年入ってから。

夜勤はお腹が減ります。お菓子をたくさん食べてしまうお父さんです。

だって夜勤の相方が「オカザキ君、スイーツ好きよね?」と、持ってきてくれるのです。


「オカザキ君はマジメっぽいけど、お菓子食べる時は幸せそうだねぇ」


これ共通の評価。スイーツは世界を繋げる。これ、先輩スタッフさんと僕の共通の見解。前回に続けて「ウマイは正義」



さて、そんな夜勤でお父さんがいない日のオカザキ家はなっちゃんが大活躍する、というそんな話です。証言は相方さんなので間違いない。


気分屋のなっちゃんですが、本気になった時の彼女はスゴイ。食事を終えて、疲労困憊の相方さんが、うつらうつらしていた時のこと。


「大変、お母さん、寝ちゃう!」


彼女はさっと行動に移す。


「急いでお片づけしなくちゃ! ゆーちゃん、手伝って!」


テキパキと片付けを始めるなっちゃん。一方のゆー君は?


「ふんふふーんふふーん♪」


なんか歌いながら遊んでたそうな。


「ゆーちゃん、手伝って! 動かないといけんよ!」


「……なっちゃんが怒る……」


ちょっとふくれて、そして


「ふんふふーんふふーん♪」


めげずにマイペース。それはそれでゆー君クオリティーと相方さんは感心したそうな。まぁヤツらしいよ。行動、僕ソックリ(笑)


「お母さん、後やることある?」


「お米研がないと…でも洗い物…洗い物はお母さんがするから、食器拭いてくれる?」


「いいよ!」


さっと動くなっちゃん。その時のゆー君は?


「ふんふふーんふふーん♪」


ゆーくんもお手伝い一生懸命やる時あるんですよ!


「終わったよ!」


「お米やれる?」


「勿論!」


シャカシャカシャカシャカ。


「オシマイ! 後はどうすればいい?」


「一番下のボタンを押して、画面が5:30になったら、上のボタン押して……緑色のランプついたら……」


ここらへんが相方さん、限界近いらしい。


「やったよ!」


その頃のゆー君……。


「ふんふふーんふふーん♪」


もう放置だったみたいです。





そして朝。


「ゆーちゃん。起きなさい! もう6時13分よ!」


ゆー君を起こしにかかる。あんた、普段は6時30分過ぎても、お布団と友達の時多いじゃねーかよ。普段からそうしてくれ、とは両親の悲痛な叫び。


「ゆーちゃん、6時30分!もうごはん食べないと!」


普段は────。もう何も言うまい。

その後もチャキチャキ動く、長女様。


はっ! となっちゃんは、気付いたらしい。


「お母さん!」


「うん?」


「あと、何しよう?」


やる事なくなったらしいよ?

まぁ早めに動くのはいいことだよ。うん。ギリギリに動くチャレンジャー精神も、お父さんから受け継いだぽいっしね。


「いってきます!」


定刻に小学校に向かうなっちゃん。

遅刻ギリギリの夏休み前がウソのような、間もなく2年生。時の流れの早さに目を細めたくもなりますが、立ち止まってなんかいられない。そんな季節の奔流を感じながら。


「ふんふふーんふふーん♪」


ゆー君は朝も、ゆー君クオリティーな行動テンポであった事をココに記しておきます(笑)


一応、ゆー君の名誉の為に書いておきますが、ゆー君もお手伝いする時はやります!テーブル吹いてくれたり、食器を運んでくれたり、皿拭きやきゅうりを包丁できったり、米を研ぐだけなら、何故かなかなか美味い。でも気分屋なのは5歳児クオリティーだから、まぁね(笑)

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