#2 オカザキさん家の娘ちゃん気まま事情
長女なっちゃんです。
花の小学1年生。男親の僕の贔屓フィルターから見てもかなり可愛いんですが、彼女、どちらに似たのかかなり自由人で。
一度自分の好きな事を始めたら、小学校に行く前でもお構いなしに絵本を読み出したり。
「おーい、小学校行く時間だよ!」
「……」
「おーい!」
「……」
返事がない。ただの屍のようだ。
よし、次の家事をするか────って、そんな訳あるか! 用意せい、ごらぁ!
と、お休みの日の父さんは吠えるのでした。
で、絵本を読んでる。
シンデレラ。
間もなく、12時。
魔法が溶けて……。
うん。良いシーンだよね。続きが────だから今じゃなくて、小学校に行けっ!!!
怒号が響き渡る、清々しい朝なのでした。
絵本が好きなのは、イイコトだけどね。
んで、今日も今日とて、パソコンデスクの僕の椅子でぐでっとしている姿を発見。
「お前、いい加減にしろよっ!!!!」
怒号。
きょとんとする娘ちゃん。そして嫁ちゃん。
え?
「なっちゃん、靴下履いてたよ?」
なんと、ぐでーとしたポーズで、靴下を履く被告人。
判決。
父さんの冤罪でした。ごめんよ、なっちゃん。
そして教訓。
日頃の行いは大事だよ、って事で。
そして裁判長の嫁ちゃんより。
「自由人なのはあなたの影響です!(キリッ)」
断罪されました(笑)