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#15 オカザキさん家のバレンタイン事情


バレンタインに投稿したいと思っていたのですが、ズルズルと愛の日は過ぎてしまいました。


皆さん、商業戦略のバレンタインに踊らされましたか?(最初からヒドイ)

非モテの僕はバレンタインの時期が苦痛でしたね。クタバレ、バレンタインみたいな(笑)


そんなわけで愛する人へのバレンタインより、チョコ の愛を叫ぶ日にしよう! そーしよう! むしろ一年中チョコを売り出そう!(それでは特別な意味が無いのでは?)


チョコ!喰いたい!

甘党万歳!(嫁さんには糖尿病予備軍候補と言われております)




さて最近、我が家のバレンタイン事情であります。


我が夫婦、共働きになり、僕自身は今年はもらえないであろうと思っていました。


ん? 娘さん? なっちゃんからもらえばいい?


小学一年生に────少なくともウチの娘に、乙女を期待したらいけない。奴は作る方じゃない。食う方だ。しかも男の子は完膚なきまで潰す相手であり、愛を囁くロマンスの相手ではない。

(ひ、ひどすぎない?)


さて我が家です。今年は諦めモードで、休みの日に同じく保育園を休んだゆー君に向けてのバレンタイントークをしておりました(?)



「なぁ、ゆー君」


「なぁに?」


「今年のバレンタインはお母さんからチョコをもらえそうにない」


「そーなんだ(意味を理解していない5歳児)」


「そのため」


「うん?」


「今日は蕎麦だ」


「りょーかい!」


まぁただ単に予定していた昼飯だった訳で。ちなみに蕎麦アレルギーが無いか結構神経質になってたりしましたが、ゆー君はさらりと大丈夫でした。という事でバレンタイン蕎麦決行! ただ単に昼飯が蕎麦とちらし寿司なだけなんですが。


「そば、うまい!」


とゆー君。僕も久々に食べて、美味い美味いとすする。嫁さんが朝のうちに作ってくれたちらし寿司そっちのけで食べるゆー君。ある意味ごめんなさい!


残ったちらし寿司は僕の胃袋に落ちました。


「お母さん、ちらし寿司美味しかったよ」


帰宅時の相方へ向けてのゆー君の言葉に


(てめぇ!)


と思ったのは内緒です。





■■■




「はい、これ」


家族団らんの時に、相方が差し出したのはチョコの包装でした。僕となっちゃん、ゆー君にそれぞれ別のモノを。


「へ?」


「今年は忙しいから、これでごめんね」


僕にはチョコの詰め合わせ。ゆー君は乗り物チョコ、なっちゃんは動物チョコ。特にゆー君は大興奮。

ゆー君の乗り物チョコは、チョコの包装が車になっていて、付属の道路をイメージした紙で、食べる前に走らせて遊ばせる事ができるという、文章で説明するとわけわからんですね、はい、文章表現磨きます。ごめんなさい。


「お父さんがね、今年はチョコ無いからって言いながら、そば食べたんよー」


微妙に交じる広◯弁で、いらない報告をしてくれるゆー君。

バレンタインに一杯のかけそばか!? むしろなんだその寂しい感じは? ゆー君、お前だけ勝ち組か? まぁ…それはともかく。


「チョコうまいねー」


満面のゆー君。満面のお父さん、満面のなっちゃん。チョコは幸せにしてくれますね。それを見てニコニコする相方さん。甘いのが苦手な嫁さんには何を返そうか。


「チョコケーキとかいいなぁ、ビターな感じで」


「ホワイトチョコは?」


「にがて」


「マシュマロ」


「嫌いなの知っていて言ってるよね?」


「クッキー」


「一枚だといいけど、多いとちょっとねぇ」


まぁ、そんな緩い会話をしつつバレンタインの夜は過ぎたのでありました。

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