#13 オカザキさん家のゆー君昔話事情
本日夜勤につき、お父さんが保育園への送りとなったのですが、徒歩でテクテク傍らで、ゆー君が昔話をしてくれました。
────昔、昔、ある所におじいさんとおばあさんがいました。
おじいさんとおばあさんは川に洗濯にいきました。
「2人で?」
「そ、2人で」
「おじいさん、芝刈りは?」
「お休み」
「そうかい」
────川で洗濯していると大きな桃が流れてきました。
もう一つ流れてきました。
「桃が2個?」
「そうそう」
────もう1個、桃が流れてきました。
さらに一個、もう一個、もう一個流れてきました。
「合計、桃6個?」
「そうそう」
「それは確かにお爺さんも動員しないといけないねぇ」
そうか? というツッコミは認めない。
────さらに桃が10個と18個と100個流れてきました。
「なっちゃんの宿題か!」
合計何個、みたいな。134個の桃を取ろうとするお爺さんとお婆さん。
シュールすぎる…。
────全部、おうちにもって帰りました。
「お爺さんとお婆さん、すげぇ!!!」
────そして食べました。
「食べるの! 桃太郎は? そこやっぱり桃太郎でないと!」
────最後の一個を食べようとした所、桃が割れて赤ちゃんが出てきました。
「よかったぁ」
と安堵するお父さんを見て、ゆー君がニヤリ。
────桃太郎をお爺さんとお婆さんは食べてしまいました。
「えぇぇぇぇぇぇ!!!!!!???????????」
ゆー君はケタケタ笑い、そして保育園に到着。
め、めでたし、めでた…し?
どうも、僕が以前夜寝る前にしていたオフザケ昔話を真似した様子。やられたっ!