表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/19

 神崎が温水にお礼を言った。

「いえ、たいしてお役にたてませんでした」

「いいえ、そんなことないですよ、温水さん来てくれてとっても助かりました!」

「いやあ、僕なんてロボットの足元にもおよびませんよ」

「そんなこと言ったら私もです、というか世の中の人みんな及ばないですよお、あははは」

 温水は苦笑いをした。確かにそうなのだ、そうなのだが。

「また、良かったらお願いしますね!」

「はい」

「これ、今日のお礼です」

 神崎は紙切れを数枚、温水に渡した。

「これは?」

 温水は紙に書かれている文字を見た。

「天城商店街福引き券、ああ近所のやつだ」

「これで特賞でも当てちゃってください!」  

「当たれば嬉しいなあ。ありがとうございます」

 二人は手を振り合って帰った。

「んー」

 帰りながら温水は福引き券を眺めていた。    

 冷えた弁当を食べながらTVを見る。ロボットのCMが流れていた。 

「よし、今度は間に合ったぞお」

 朝のゴミ捨て場に温水はいる。

 積まれているゴミを見た。 

 燃えるゴミじゃなくて、燃えないゴミの日だということに気づいた。

 温水はじっと自分のゴミを見つめる。

 燃えるゴミだ。

 ゴミ収集車が来た。

「ゴミ大丈夫ですか?」

 ゴミを回収し終わった回収員が話しかけてきた。

「あ、はい」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ