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 温水はソファに座ってコスモスを眺めている。コスモスは家を色々と見ている。冷蔵庫を開ける。

「理解しました」

「え?」

 何を理解したというのだろうか。

「マスター、お腹はすいていますか?」

 温水はクビを横に振る。さっきカップラーメンを食べたばかりだった。

「そうですか、では掃除をすることにします」

 コスモスは自分が先ほどまで入っていた段ボールから水色のエプロンを取り出して、腰にしめる。掃除を始める。温水はぼーっとそれを眺めていた。

 夕方になった。

 荒れていた家が綺麗になった。

 コスモスはエプロンを外し、ぽんとエプロンを椅子に落とす。

「マスター、夕ご飯は何が食べたいですか?」

「……なん、だろなあ」

 これといって食べたいものはなかった。

「では、私が決めます。お昼と朝は何を食べましたか?」

「カップラーメン……」

「……そうですか。わかりました」

「私の使用する口座はマスターのものと紐付けておきましたけれど、問題ありませんね?」

 温水はこっくり頷く。コスモスは温水のうなずきを確認して家から出て行った。

「これが一等かあ」

 夜。

「おいしい!」

 温水は料理を一口食べて感動の言葉を言った。

「お口にあったみたいで良かったです」

「すごいなあ」

 温水は凄い勢いで食べていた。スーパーの弁当を食べていたときとは大違いである。料理を食べ終えると、フルーツが出てきた。


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