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第二話 入院 (遥菊)

「遥菊、遥菊、目を覚まして、目を…」


 そんな声に起こされると、そこには泣き崩れている母さんとそれを支える父さんの姿があった。僕は失敗したことを自覚した。


「母さん、父さんごめんなさい。自殺なんかしようとして、、」


 すると、母さんが僕を抱きしめてきた。


「何で相談してくれなかったのよ。いくらでも相談にのったのに」


 父さんは黙ってこちらを見ている。


「だって心配させたくなかったから。そして、心配されるのもいやだったから、、」

「親は子供を心配するものなのよっ」


 そうしていると全身の痛みがひどくなってきた。僕は2日間くらい意識が無かったらしい。恐らくそれで急に動いたからだろう。そして、眠気が襲ってきた。


 どうやら僕は寝てしまっていたようだ。父さんによると今日僕は別の病室に移ることになったらしい。そして、一応合格していた高校の入学式には間に合わないらしい。クラスで孤立すると思った。


「あと、お前が自殺しようとしたことを知っって、友達がきているぞ」


 父さんはそう言って母さんと退室していった。それと入れ替わりで僕の2人の友達が入室してきた。


「はる、大丈夫か?」

「何で相談してくれなかったんだ?」


 と、入室するなり2人から質問がとんできた。2人とも涙を流していた。


「うん、元気だよ。心配させちゃってごめんね」


 そうして時間は過ぎていった。


 今考えれば、死ねなかったことが失敗じゃなくて、自殺しようとしたことが失敗だったと思うようになっていた。僕は少しだけ成長した。今はそう思えた。


 そして、僕は2人部屋に移った。


それが僕と彼の

いや、彼女との初めての出会いとなった。








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