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やさしさに触れながら

作者: 水妃

トオルさん?

お疲れ様です。

これからランチですか?


そうですよ。

カオリさんは今日はもうお帰りですか?



そうなんですよ。

子供の保育園の時間があって。


そう言えば、

今日の晩御飯何を作ったら良いか悩んでて。

毎日家族の献立考えるの大変で……。


その気持ち、分かります。

カオリさんはお子様3人いらっしゃいましたよね?


そうなんです。


トオルさん、私…

今日何を作ったら良いですかね?笑


--僕も家族がいて、子供がいるから凄い気持ちが分かる。

毎日のメニューを考えるのが結構大変だ--



僕はカオリさんに念のため

旦那さんとお子さんに好き嫌いが無いか確認した。



うちの家族なんでも食べますよ!

好き嫌い無いです!


それでは……

すき焼きなんてどうでしょう?

僕の好物でして(笑)



あっ!

すき焼き良いですね!

野菜も食べれますしね!


今日さっそく食材買って

作ります。

アイデアありがとうございます!


後日、カオリさんは

すき焼きをたくさん食べたことを

教えてくれた。


笑顔で楽しそうに、幸せそうにすき焼きを囲んで

食事している情景が僕の頭の中に浮かんだ。


ほんの少しだけど、

自分が役に立ててとても嬉しかった。


旦那さんや、お子さんに

お会いしたことが無いけれど

こういった人の繋がりから少しでも役に立てたら

僕は嬉しい。


そして、

その日の午後、会社でコピー機が詰まって

研修資料が上手に印刷出来なくなってしまった。

僕はあれこれ操作するが一向に解決しない。

このままだと時間が……。



そんな時、そこに事務の方が走ってきてくれて、

すぐさま直してくれた。

困っていた僕を助けてくれた。


僕は凄く嬉しかった。


人の優しさ、温もりに触れ

心がポカポカした。


手を取り合って

助け合って

生きていこう。


改めてそう感じた瞬間だった。

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