表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

200文字小説集 vol.2

終戦記念日(200文字小説)

作者: 日下部良介

またこの日がやって来た。

そろそろあいつらが騒ぎだす頃か…。

そう思った途端に部屋の電気が消えた。真昼間だというのに異様な空気が立ち込める。

「今年も世話になるよ」

「どうぞ、ご勝手に」


昭和20年、ラジオから流れる天皇陛下の言葉を聞きながら無念の涙を流した若者たちが居た。

彼らはその時の無念を忘れない様に毎年ここに集る約束をした。それは彼らが死んでからも続いている。


この古びたアパートは昔、陸軍の兵舎だった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ