人体発火現象の仕組み
「愛とは炎の用な物だ」とはよく言った物だ。
徐々に熱くなって行き、やがて気がつかぬ内に頂点に達する。
そこからは消えてく一方で、それを保たせるものが必要になってくる。
どうにか炎を守ろうと油を注ぎ足すが、必ず消えてしまう。
油を足せば足すほど、燃える速度は以前よりも速くなる。
だから、消えないように継ぎ足し続ける。
やがて、継ぎ足す手がつかれ、止まる。
不思議な物で、炎は勢いを止めようとはしない。
炎は自立して燃え続ける。冷ますこともせずに。
周りの物を巻き込み、火災になる。
即ち、人体発火現象を引き起こす。