表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/9

Story.2 麻収穫バイト

 バイトを終え、学園寮の自室へ戻った。

 夕食もとり、ふと報酬の麻をしまってある木箱に目をやる。

 

 服飾ツールと言う名の裁縫マニュアルはバイト前に買ったので、棚にある。

 Lv.3訓練では麻のロープが必要。

 

 で……、「麻のロープを作るには、まず麻から麻糸を作らなければならない」、とツールにある。

 ……とりあえず、麻糸作ってみるかな……

 

  ゴソ…ゴソゴソ……

  ゴソ…ゴソゴソ……

 

 ツールを使いつつも、殆ど手作業で麻糸を紡いでいく。

 

「出来たぁ」

 

 初めて作ったのに、上手く出来た。完成品として、麻糸というアイテムになったのだ。

 そして私は調子に乗る。なんでだろうね。


  ゴソ…ゴソブチッ……

  ゴソ…ブチブチゴソッ……

 



     orz




 明日もバイト、頑張ろうね!!!





   *****




 今日もバイトで報酬の麻を何個か手に入れた。

 調子に乗ると、失敗するかもしれないけど、また麻糸作ってみるかな。

 

  ゴソ…ゴソゴソ……

  ゴソ……ゴソゴソ…ゴソッ…


「出来たぁ!!」

 

 出来栄えを見ると、昨日の麻糸よりも出来が良い様に見える。腕前上がった!?

 よしっ! この勢いで、ロープ作ってみよう!

 私には昨日の記憶なんて、無い!! 調子に乗ってもいいんだよ!! うん!


 そしてまたもや服飾ツールと睨めっこしつつ、裁縫を頑張る。

 

 ツールには、「麻糸ニ本と、麻二個を、組み合わせて編む」とある。

 

  編み編み…

  編み編み編み……

 

 「んー…なんかあんまキレイじゃないけど、出来た☆」

 ちょっと千切れかけのロープが完成した。


 ちょっと千切れ掛け。

 あちこちほつれつつあるからね。

 あと太さもまちまち。

 

 これで訓練には行ける。

 けど…個人的にもう少し麻糸が欲しかったりも、する。予備は有った方が…ねぇ?

 「よし、セビルさんには失敗して上手く出来なかったからもっと麻が欲しいって言っちゃお!」



 明日も麻バイトだ!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ