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竜ー1 プロローグ

えーと、これは作者の妄想の世界です。


正直ダークファンタジーがなんなのか分かりません。


けど、理不尽ならそれでいよね?

今日も清々しい風が、生い茂った草原に波を立たせる。周りを見渡すとそこには、大きくそびえ立つ、塔があった。

その塔は、王国の城の一部だったそうだ。しかし、その王国はとうに滅び、その塔には、竜が住んでいるという。


竜は、昔、その王国の王子と一緒に旅をしたそうだ。しかし、竜と人では生命の次元が違いすぎた。王子は何時しか老いていき、やがて国は滅んだ。滅んだものは、終わりを辿るのみ、そして竜は独りになった。


竜は、塔の城門から、顔を少し伸ばし、生い茂った草原の向こうに虚ろになってしまった、目を向ける。


「もう一度…空を飛びたい。」


竜は、飛べなくなっていた。竜は成長をしたら、半永久的な命を得る、身体も老いることはない。しかし、契約を結んだ竜はちがう。竜は昔、王子と契約を交わし、進化する翼を手に入れる。


契約とは、二つの命を繋げ、共有すること。契約を結んでいるときは、完全に一心同体になる。人は契約を結ぶことによって、強靭な肉体を得る。竜は進化する翼を手にする事が出来る、竜は本来翼をもたない、契約を結ぶことによって、竜は翼を手に入れる。しかしその二つには、大きなリスクがある。


人は、強靭な肉体を得る代わりに、身体の一部の機能が著しく低下する。たいていは、視力、聴力、声、を失くす。


竜は、進化する翼を得る代わりに、人との一心同体になるがゆえに、大幅に痛みに弱くなる。


そして、どちらかの命が尽きると、その二つの命は、失われる。


しかし、塔の竜は違っていた。その竜はまだ、生きている。契約は、契約を破棄することで、その二つを失う代わりに、彼らのいわゆる、「共有された命」は、一つ一つの別れたものになる。


力を得る代わりに、自由からだをうしない、自由からだを捨てる代わりに力を得る。



また、竜は思う「もう一度そらを飛びたい。」


ふと、竜は急に眠りについた。

まだまだ話はプロローグ

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